児童養護施設に先生として赴任した"僕"。
軽度の知的障害がある"バケツ"というあだ名の少年。
彼は母親からも兄弟からも施設からも見放され、僕が面倒をみることになる。
ストーリーを聞くと社会性のあるテーマで考えさせられる感じですが……実に薄っぺらい。
極力明るく描こうとしてるのかもしれませんが、ちょっと過度な演出が目立つ。
劇場ではたまに笑いが起きていましたが。
僕を演じるのは前川清の息子、紘毅。
バケツを演じるのは演歌歌手の徳永ゆうき。
二人の演技もちょっとわざとらしいんだよね。
岡本玲もあまり魅力を感じなかった。
唯一インパクト強いのは杉田かおるの虐待シーン。
先生だが教育と称して虐待する。
今の時代にそんな人いないだろ!ってツッコミたくなりますけどね。
ラストの紘毅が歌うシーンは興醒め…。
テーマはいいのに、初監督とは言えもう少しなんとかならなかったんかな??