このレビューはネタバレを含みます
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小津を思い起こさせる独特の会話のテンポとカメラワークがクセになる。
物語を通して主人公に感情移入し切ったあと(主人公の背景も明かされないから、ほとんど感情移入できないのだが)、ラストで突き放された…
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閉鎖的で自然に触れる機会もない現代社会で希死念慮に苛まれる自分にとって正直、おじいさんの、世界を幸福な目で見ることだ、自然の美しい風景がもう一度見たいと思わないのかという言葉が響くかと言ったら正直難…
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人の上に土をかけるなんて
誰もやりたくないですよ
本当に他人を助けてやりたいと思うなら
正しく助けてやるべきだ
例えば命を助けるとか
そうやってあんたが話をしなければ
誰があんたを助けてやれる?…
おじさんが自殺を止めようとしてくれる。
その一言一言が大袈裟じゃなくてシンプルでいい。
日常の幸せをもっと見つけていくべきだし、難しく考えすぎ。
あの世から来てでも見たいと思うような美しい世界なのに…
(C)1997 Abbas Kiarostami