最後に出会ったおじさんの言葉が優しすぎる。
でもこれは映画じゃないと言えないわ。
なぜかは分からないけれど自殺したい男の話。
誰かに手伝ってもらおうとしてる時点でかまってちゃんとも言える。
でも、…
荒野の殺風景さや同じ動作を繰り返す機械の無機質さの中で死を意識させることで、逆に生の素晴らしさが浮かび上がる。
ブルドーザーの影が人の影を食べてしまうかのようなシーンをはじめ、生と死を意識させるカ…
憂鬱だから気分転換にちょっとドライブのつもりが、100キロくらい離れたところまで行ってしまったことがある。目的地を決めずに寄り道しながら居住地からひたすら離れていくのが楽しくて、道中のひなびたラブホ…
>>続きを読む僕はこう言った人間讃歌的な作品はあまり好きではない。
しかし、だからと言ってこの作品の良し悪しとは関係ないのもまた事実。
駄作か佳作かはさておき、この作品の持つ力はある種凄まじいものがあると思う。
…
死にたい中年男バディが、その手助けをしてくれる人を探すだけという至極シンプルなストーリーを、車を運転するバディ、その隣に乗り込む様々な人物、荒涼としたテヘラン郊外の大地というシンプルなショットで映し…
>>続きを読むこの映画は、人生に行き詰まりを感じた中年男性が、ある目的を果たすために協力者を探しに旅に出る物語。彼は、テヘラン郊外を車でめぐりながら、様々な人々と出会い、それぞれの人生観や価値観に触れることで、自…
>>続きを読む主人公にそこまで死の意志を感じないことがこの映画を難しくさせている気がする。
思ったより深刻ではない描写で、死にたいけれど死なない方がいい理由が本当にないのか確認したい人におすすめ。
生きにくそうな…
(C)1997 Abbas Kiarostami