キアロスタミの死後に上映された特集で、当時精神的に病んでいたけど、観に行って物凄い号泣して、死んだら駄目なんだな、と思った。治療薬としての映画として機能する、素晴らしい映画。
この映画を観て心底良か…
生きることも死ぬことも車の中でずっと語られている。そうしてよくわからない赤の他人ことばを聞いて勝手に納得したりしていくうちに、いいこともわるいことも全部ふつうになっていく。こっち側が、勝手に意味を見…
>>続きを読むこういう真面目な作品も偶には良いねぇ。20年前ほど前のイラン映画ってことで、いつもとは違う感覚。
自殺願望のある男。ヒッチハイカーと車を転がし人生とは何ぞや、生きることの責任、生命の尊さを肌で感じて…
いやー、自殺ってほんとに厄介ですね。『冬の小鳥』でキムセロンちゃんが穴に入り自分で土をかぶって見事復活する名シーンがありましたが、深い絶望おじさんにはそんなの通用しない。わたくしだったら神学生の真っ…
>>続きを読む主人公とまた会えることを期待していた老人は仕事として平気で動物を殺したり、イランの少年兵が人を殺すために銃は持つものの、土をかけるためのシャベルは持てないといった対比が面白かった。
最後、強制的に…
「人の苦しみに同情することはできても、心の痛みは感じ取ることはできない。他人の痛みを感じ取ることは不可能である。」
↑この言葉に久しぶりに出会ったけど、この映画だったんだってびっくりした。
自殺は…
(C)1997 Abbas Kiarostami