ある計画を胸に車を乗り回す男の話。
全編ほぼ車内。2人芝居3編、という様相。
3編目にして主人公の心にぐいっとギアが入り、どう着地するのか、と見守るのだけど、着地を、しない、いや、しなくはないけ…
派手な脚本や演出は全く無いが、どこか琴線に触れてくる。終盤涙が出た。
最後に乗車した老人の人間讃歌じみた言葉良い。自分も四季の移ろいを愉しめることに感謝し、その幸せを忘れないでいたいと思う。
最後…
最後かなりびっくりした、これは映画ですよって意図なのかな、観終わった観客がスッと日常に戻れないほどの映画であるって自負なのか、それとも最終的な結論としてある種の期待をする人たちに向けた答えなのか…
…
あったかい冷たい助けてあげたいどうでもいい、親身なようであり突き放してるようでありいかようにも解釈できるので受け手それぞれが好きなように受け取ってそれぞれのお守りにできるねー
人は他者を気にかけるけ…
別に自殺は止めないし、むしろウェルカムな思想だけど、他人を巻き込むなよって感じなので、初対面であんな依頼されてもなぁって感じ。ホーリーマウンテンみたいなオチ。イランという色んな人種、思想の人間がい…
>>続きを読む自分にはちょっと早すぎたかも
自殺って衝動的にするものだと思ってたから、主人公は最初から自殺したいというより死の輪郭をなぞることで生を感じたいんだろうなあ。と思いながら崩れる土砂、何も変わらずに生…
イランの荒地にある街に住む主人公バディ。
彼は車に乗って、ギャラは弾むから仕事を引き受けて欲しい、と金に困ってそうな人に声をかける。
その仕事とは、明日自分が死んでいたら埋めて欲しい、というもの。
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イラン映画。アッバス・キアロスタミ監督の1997年のパルム・ドール受賞作品。ほとんどが車内での主人公バディと色々な人との会話のシーンで構成されている。バディが人との出会いを通して、少しずつ変わってい…
>>続きを読む(C)1997 Abbas Kiarostami