自殺を決意した中年男性バディは、運転する車に道ゆく人を誘い込んでは奇妙な依頼をしていた。皆がその頼みを断る中、最後に乗せた老人バゲリは生きる希望について語り始める。
死に直結する行為ではないものの…
死を希求する一人の男の旅路を通して私たちに生とは何かを正面から突きつける作品である。
だがその問いは決して安直な哲学的演説や宗教的道徳に還元されることはなくむしろその不在性こそが映画の力を成している…
全員自分勝手で自己中じゃん
コロナ禍でも感じていたけど孤独って希死念慮高めるよね
だからこそ今までの人生の孤独さから最期くらい誰かと自分の死を共有したいという主人公の思考はわからんでもないけど、自…
イランの映画を初めて観ました。
この人々,この土地からじゃないと入ってこない(気がする)素敵な言葉の数々。
映像に全然古さを感じなかった。
時間が少し短いのはあるかもだけど、緊張感ではない、うまく言…
死んで解放されたい気持ちも本当だし、おじいさんが話していたように、朝になって肩をゆすられ目が醒めたら自分の見える世界が変わっていてほしいのも本当の気持ちだったんだろう。
死に向かう思いが強い前半は…
掘った穴の中に睡眠薬を飲んで眠るから、明日の朝自分を呼びに来てほしい。
返事をしたら穴から出して、返事がなかったらそのまま埋めて欲しい。
このお願いを聞いてくれるひとをひたすらドライブしながらさがす…
「友だちのうちはどこ?」と同様、主人公がある目的を達成するためにくねくねジグザグした道を右往左往しながら他者と対話する話。物語は単調ながらも、時々目が覚めるほど決まった構図や人生という旅そのものを表…
>>続きを読む自殺志願の男が己の遺体を埋葬してくれる人を雇おうと幾人かに声を掛けて回るのだけれど悉く断られる。彼は高級車を駆り土埃が舞う乾いた荒れ地で時々道を見失いかけながら、手助けしてくれる人を求めてジグザグ道…
>>続きを読む(C)1997 Abbas Kiarostami