女の一生の作品情報・感想・評価 - 2ページ目

「女の一生」に投稿された感想・評価

slow

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3.6
土を耕し、苗を植え、水を与える。愛は注いだ分だけ返ってくる。それが当たり前だと思っていたジャンヌ。彼女は両親の愛情を一身に受け育った箱入り娘。やがて、年頃になった彼女は愛する男性を見つけ、結ばれることとなるのだけれど。

如何にも古典文学映画という印象は、ステファヌ・ブリゼがモーパッサンの原作を忠実に映像化することに成功した、ということなのだろう。
人生はいつも順風満帆とは行かない。かと言って波乱万丈と煽るほどの人生もそう多くはない。人は幸不幸の波風を捉え、浮き沈みを繰り返しながら生きる。彼女の人生は寥々たるものだったのではないか。そんな心配を他所に、彼女は幸せの記憶を引っ張り出しては何度もその過去に満たされていた。実は私たちの人生も、彼女のそれと何ら変わらないのかもしれない。これは私たちの一生だった。
『黙っているのは嘘をつくことと同じ』
『人生ってそれほど悪くありませんね』

親の決めた結婚相手。屈辱的な浮気と妊娠、息子の裏切り。季節が巡る様子と共に彼女の壮絶な人生が描かれてる。何度も映画化されてきた作品。ずっと重く悲しげ。終始横顔に哀愁を感じる。
nknskoki

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3.7
波乱万丈な人生を送る女

ダメな男ほどよくモテるのほんと理不尽すぎる
世の中、正直者がバカを見ることは往々にある

毎日暴力を振るうDV男が一日だけ優しいとその日はとてつもなく優しく感じる、それが普通なのに
異常のランクを1段階上げることで「普通」を「幸せ」に昇華させ洗脳する

「アデライド、一晩中君を思って過ごした。今君は夫の横で寝ている。僕は死にそうだ」
mimo7391

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3.6
ぐったりと疲れました。人に依存しやすいというか、真面目すぎたというか、最後の人生悪いことばかりじゃないってセリフが痛々しいぐらい不幸な人生。
わたし文学部出身なのに…、モーパッサンって男だったのね、ハズいっす。だとしても、このご婦人女の一生って威張るほど波瀾万丈かな?。やってること種蒔きだけで、周りの人たちの一生の方が魅力的ちゃう?
メロメロな部分は敢えて端折って、淡々と話が進む。思い切った映画化の方法だと思うけど、そのぶん感情表現はえらく乏しい。もうちょいエモくてもいいんじゃない?
moku

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3.7

旦那は殺されても仕方ない男だったな
とつい感情的になって思うけど
それでもどうにかならなかったのかなあ
とか思うのもまた人生

流れ行く季節の描写が本当に美しいです。
木の葉や花、雨など。


「奥様、人生も悪いものじゃありませんわね。」

だっけ?最後シメのセリフがとにかくよかったーー
潜

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3.9
人生。



登場人物の人間関係の把握が難しいので、大人向けの映画だなと。

撮り方光の入れ方などが美しかった
てぃだ

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3.5

このレビューはネタバレを含みます

 モーパッサンの原作は読んだことない。けど面白いなぁと思ったのがヒロインが全然スクリーンの観客の方を向かない(たぶん作り手の意図的演出)。上映時間のほとんどであっちの方向を向いててこっちはヒロインのうなじばかりを見せつけられることになる変な映画。おそらく女性のうなじフェチの方にはたまらない映画だと思う(←たぶん楽しみ方として間違ってる笑)。中盤の「真実を知っていながら黙ってることもそれは嘘」「神は肉欲を嫌うがそれ以上に嘘を嫌う」云々の件が一番面白かった。ラストシーンを「人生はなかなか捨てたもんじゃあありませんね」なんてセリフで閉めたのはちょっと安易な気がする。結局終いまでヒロインは観客の方をほとんど振り向きません。「ねぇヒロイン、こっち向いて。」って感じ笑。

このレビューはネタバレを含みます

貴族の娘ジャンヌは子爵ジュリアンと17歳で結婚、夫は彼女の乳姉妹ロザリを身ごもらせ友人夫妻の妻とも関係を持ち殺される。最初は2人の間には愛があり愛しそうにジュリアンの顔や髪を触るジャンヌの顔は幸せに満ちている。でもロザリとの関係は2人の結婚前からだったというのだから…。

そして溺愛する一人息子ポールがまた最低なクズで金の無心の時だけ手紙を寄越すのだが、段々不幸になって行くジャンヌに対比するように幼く愛らしい息子との幸せな日々の描写が挟み込まれる。両親や夫や息子に愛された過去と全てを失くした現在。

ラスト ジャンヌは息子ポールの赤ん坊を引き取り「人生は悪いことばかりではない」というロザリの言葉に頷いて終わる。息子に捨てられ孫を押し付けられても新しい溺愛の対象が出来れば帳尻が合うと思えるジャンヌは最後まで幸せだったのかも・・とも思えます。