女の一生の作品情報・感想・評価 - 5ページ目

女の一生2016年製作の映画)

Une vie

上映日:2017年12月09日

製作国:

上映時間:119分

3.4

あらすじ

男爵家の一人娘として生まれ、17歳まで修道院で教育を受けた清純な娘、ジャンヌが親元に戻る。親の勧める子爵ジュリアンと結婚し、希望と幸福を胸躍らせ人生を歩みだしたかにみえたジャンヌだったが、乳姉妹だった女中のロザリが妊娠、その相手が夫ジュリアンであることを知る。夫の度重なる浮気、母の死、溺愛した息子ポールの裏切りと・・・ジャンヌに様々な困難がふりかかる。

「女の一生」に投稿された感想・評価

1850年あたりの生活、価値観が丁寧に描かれている。この時代から、引きずらなくてもいいことを、私たちは引きずっている。
ネグセ

ネグセの感想・評価

3.5
箱入り娘的人生を貫徹しての因果応報。ジャンヌが唯一会得したのは種蒔きからの菜園だったが、すべてを失なったときやはりたった一つ残ったのが一粒種(孫娘)だったという皮肉。それでも「人生それほど悪くなかった」と思えるのなら結果オーライだろう。

終わりこそすべてだ。
bunroku

bunrokuの感想・評価

3.5
照明を抑えた焦点深度の浅い絵作りで、しかもスタンダード。好みの画面。何十年もに渡るストーリーというのも好み。かなり長めのカットがあるかと思えば劇的になるはずのシーンを二つの短いインサートショットですっ飛ばしたり緩急自在。これはかなりの腕力仕事と感銘。回想やイメージ的なショットがちょっと邪魔に感じられる所もあったけど、見終わってみると全てが上手く回収されているみたいで違和感は消えた。僕はかなり満足したのだが、同行者は司教をはじめ出てくる人物がいいかげんな奴ばっかりでイライラした、とあんまり気に入らなかった様子。
とにかくたしかに主演の女優が美しい。17歳から40代(50代?)までを演じたので後半は少々老いきれてない感じもしますが美しいは美しいのでまあ良しとしましょう。
1号

1号の感想・評価

3.9
退屈だという人もいるようですが、わたしはとても好きでした。映像も、心象描写も美しく、かつ自然だった。
表情を真正面からとらえずに横顔が多く、その分抑制的で、描かれた時代の、育ちがよく、しかし抑圧された女性像が伝わると思った。横顔の美しさが主演女優の条件だったのかと思うほど印象的。
9642

9642の感想・評価

-
1. 19世紀フランスの文学作品の映画化。美しいフランスの田園、美しい邸宅、美しい貴族の娘。

2. 説明的ではないシナリオ、行間を想像させるようなシーン配置、隠し撮りのような構図の多用。

3. 主人公の息子がクズ過ぎるので、後半の展開が一周まわってコメディ。

041/100
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
ほぼ50年ぶりの再映画化。家族から次々と裏切られていく過酷な運命。狭いスタンダードの画角。急展開の見せ方や、回想の独特な重ね方、駄目ジュリアンの顔を写す角度の容赦ない使い分け、など映像に拘りが窺われ興味深かった。
ausnichts

ausnichtsの感想・評価

3.0
人生の現実は不幸の連続である、しかしながら思い出は幸福に満ちており、(老いて)振り返ってみれば、さほど捨てたものではない(ホントか(笑))、そうした不幸な現実と幸せな思い出をモザイク模様に編集した、そういう映画です。

なかなか一筋縄ではいかないけれど、見終われば何かが見えるかも知れません。

http://www.movieimpressions.com/entry/2017/12/22/203433
龍之介

龍之介の感想・評価

3.6
神保町岩波ホールにて鑑賞

出来事の断片的見せ方がうまいなと感じた。

森の中をジュリアンと手を繋いで歩き、視界いっぱいに広がる海でキスをし、永遠の愛を誓い合った瞬間、次のシークエンス。ろうそくの明かりだけの薄暗い部屋でジュリアンがトランプをしている。そしてジュリアンはジャンヌの浪費癖を責める。これは今後2人の関係性に陰りが生じ始めることを多分にほのめかしていた。

幸福な瞬間は災難に取って代わられ、自分が愛したものからはことごとく裏切られた女性の一生は目を背けたくなるほど暗い。
最後のシーンは言葉通りの意味で受け取ってよいのだろうか…
maya

mayaの感想・評価

-
観ていてつらかった…。女性の一生で何度も悲劇が繰り返されていて、それでも生きていかなければならない状況の中で最後だけ、幸せになったようにみえたのはよかったが、現実でもあり得る話かもしれないと考え始めるとつらくなる…。
映像は手振れがあったためホームビデオのような感覚だった。
フランス映画らしく、映像は絵画のように綺麗だった。