このレビューはネタバレを含みます
いろんな意味で忘れられない映画となった。とにかく隆太郎のキャラが強力。劇中で無駄な説明を入れなところがリアルさを引き立てていた。監督兼脚本兼主演ととにかく才能が凄すぎた。DVDでみせるものとは感じて…
>>続きを読むこれ、個人的にもろ好きなタイプの映画っす。
橋口監督『恋人たち』、春本監督『かぞくへ』、小説でいえば西村賢太の作品が好きな人ならたぶんハマるでしょう。
何が良いかって、エンタメ要素がまったく無い…
サンドラの休日が歩いて歩いてドアをノックする映画だとしたら、この作品は歩いて歩いてノックもせずに部屋の中まで歩き続ける映画。いずれにせよ、よるべのないのっぴきならない極々個人的に切羽詰まった状況に追…
>>続きを読むスクリーンの中でずんずんと歩き続ける主人公の隆太郎からただただ目が離せない。どうしようもない日常に対する苛立ちや鬱憤が冷たく静かに溢れながら今にも爆発しそうな隆太郎にハラハラしながら、狂気と優しさが…
>>続きを読む 「もし生涯に『枝葉のこと』が自分のために撮られたと感じるような時期がないなら、その人は不幸だ」
醜い自己憐憫の為に内奥に閉まっていた思考と感情とが抉り出されて、心が引き裂かれそうだ。もしその一…
感想を書いては消しを繰り返しなんと言って良いかわからないのだけどとても好きな映画でした。こういう映画は途中で眠くなってしまうかもと思っていたけど最初から最後まで眠くなることなく話にのめり込んでしまい…
>>続きを読む©Kurinke