再視聴。
改めてこの映画の素晴らしさを思い知った…。
戦争が残す傷痕。戦争が奪っていくもの。
直接的な殺し合いではなくても失うものはあまりにも大きい。
こんなに美しい霧島であっても。
人の形じゃのう…
戦争。でもあの時代を知る人にしか作れない戦争映画という感じがした。
柄本佑はこの映画をきっかけに映画の世界にのめり込んでいったという。実際彼の芝居は凄かった。静と動。抑制が効いていて表面上で芝居をし…
キネマ旬報で2003年の日本映画ベストテン1位に選ばれた作品。なんてゆーか、淡々としているね。良い映画なんだろうけれど、どうだろう・・・
やはり少しキツイね。終戦までのカウントダウンを淡々と描いて…
「TOMORROW」「父と暮せば」の間に作られた
黒木監督・戦争3部作の2作目。
1945年・夏、終戦間近の宮崎県・霧島が舞台。
広島で爆弾が落ちた直後の様子を描く。
戦争の直接的な…
ショットの美しさの類型を並べるならば「サクリファイス」であり「異端の鳥」であり、「リリイシュシュ」でもある。
何物として本作を鑑賞するか、だと思うが、私は少年のノスタルジー物として鑑賞した。自分を好…
お国のために、天皇陛下のためにと人々の心も身体も生き方さえも抑圧していった戦争というものの狂気。
割りと全体的にモノトーンな印象を受ける作品だが、それがかえって戦争のために本音を圧し殺さざるを得なか…