鍵に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『鍵』に投稿された感想・評価

3.2

市川崑が描く谷崎潤一郎

公開時は18歳未満は鑑賞できなかったとか。しかしながら期待するような絡みのシーンはありません。(同時上映の作品の影響?)

どちらかと言うと性欲の支配を考える心理的な描写が…

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mare
3.5

侵入モノの手法に歪んだパラフィリアを織り交ぜたドロドロとしたサスペンス古典であり、人間がいかに不定形な存在であるかを物語る。文学らしい突拍子もない心理のざわめきを官能的な方向へと集中させる異常性、そ…

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Rio
4.0

「嫉妬と言うやつは
  大変 気持ちが若々しくなるね」

仲代達矢さんを偲んで…
谷崎潤一郎の同名小説を市川崑監督が映画化した心理サスペンス

高名な美術鑑定家の男 剣持(中村鴈治郎)は妻(京マチ子…

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3.5
京マチ子の化粧が気になった。
こう言っちゃ失礼だが、ブスなんだが美人なんです よくわかんない?
3.6

全体のトーンが非常に奇妙で登場人物の顔は皆青白く、ほとんど瞬きをしない。台詞も全く被らない。そして眉毛がキモい。なんか異星人が人間になりきって映画をやっているような印象を受けた。
70を超えた谷崎が…

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どこを切っても不快極まりないものを、過剰なほど丁寧かつ端正に描く。
確信犯なのか何なのか最後まで分からんばばあの勝利。
牧田
3.6
『コロリ転げた木の根っこ』の夫婦と『X』の夫婦2組を足して2で割ったような関係性

谷崎潤一郎原作、「鍵」の映画化第一弾。

原作にある密かな交換日記的な背徳感がない。ラストも老いへの皮肉と滑稽さ、女達のしたたかさってより、ただのブラックユーモアに成り下がってるような、、、
官能的…

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kamuro
3.5
官能的に見せかけたブラックコメディ。
登場人物みんなそれぞれ気色悪い。

脚本、演出、撮影共に良い。ラストの締めは原作通りなのか秀逸で面白い。
昭和34年作品、性に関心が大な高校生時代で谷崎の「鍵」は話題で見たかったが恥ずかしく無理だった記憶あり
流石に中村鴈治郎、京マチ…

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