1950年代ロンドン。仕立て屋のレイノルズは美しいウェイトレス、アルマと出会う。互いに惹かれ合う2人だが…
恋愛描写が非常に巧みでした。
レイノルズとアルマとの出会いから距離が縮まるまでの流れを、…
ポール・トーマス・アンダーソン監督の近年の作品である『ザ・マスター』と『インヒアレント・ヴァイス』は、新興宗教の批判があったり、物語が複雑で観終わった後、「なんだあれは?」と思いたくなった。『ファン…
>>続きを読むレイノルズわたしは好きだった。驕り高ぶることは無かったし自分のポリシーに誠実なだけ。アルマが歳を重ねて彼の気持ちが分かるようになったと語った時にあぁ2人は出逢えて良かったなと心から思った。
ハウス…
好きな人とベッタリ過ごすより、1人の時間がものすごく大事なので、こういう主導権争いにそもそも嫌悪感を感じてしまった。そして、ひと組の恋人間のやりとりのみを2時間というのは、基本的に興味が持てないジャ…
>>続きを読むポール・トーマス・アンダーソン、2017年。
「彼に恋することで、人生は謎ではなくなるのよ」
結局アルマは完璧なのだ。異物間コミュニケーションの至高形が恋なんだとすれば、これくらいのガッツと自負…
健全とは言い難い関係のアルマとレイノルズ、お互いに我を押し付け会っている二人は大人げなく、醜いはずなのに、両方の言い分が少なからず理解でき現実味が帯びる。
作中の音楽と衣装は繊細で芸術的、正直それ…
ポール・トマス・アンダーソン監督の映画で、公開当時は監督もよく知らなかったし、仕立て屋というのもイマイチ興味を持てずにいたが、何だか評判がいいなと気になった記憶がある。主人公を演じているのはダニエル…
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