[ズレと遅延の現代ノワール] 80点
初ペッツォルト。ファシズムが吹き荒れるドイツがパリを占領し、亡命してきたドイツ人の主人公ゲオルクが、偶然遭遇した亡命ドイツ人作家になりすましてマルセイユに潜入…
映画でしか描きようのないショット。効果的なナレーション。
こうした、いわゆる「映像と音」による純粋な姿に接すると、映画のもつ雑種的な魅力はいったん脇に置いて、つい鼻持ちならない原理主義者のようなこ…
文学的な香りを出そうと、ナレーション等演出には拘っている様だが、雰囲気だけの映画だと感じた。
それと、未来を乗り換えた男ではなく、次から次へと男を乗り換えた女の方が相応しいのでは?
翻弄される男た…
ナチズムが台頭するドイツから逃れてパリに潜伏していたゲオルグは、仲間から託された手紙をある作家に届けようとするが、作家は既に自殺していた。遺品を受け取り、負傷者に付き添ってマルセイユへ向かった彼は、…
>>続きを読むフランツ・ロゴフスキが好きだからなんとか最後まで観られたけど微妙だった…
設定は面白そうなのに生かしきれてない感じ
あらすじから想像するようなハラハラしたサスペンス感はない
マリーの心情理解でき…
メロドラマとして完成度が高くて良かった。
終盤の3者での部屋でのやり取りのシーンがとても良い。全体的にショットのキレが良くて見応えがあった。
作品の背景として描かれる現代の排外主義と難民への排斥につ…
時代設定もよくわからないし、ゲオルグが何から逃れようとしているのかも曖昧。
最大の謎はマリー。何がしたいのか・・・
男の人を取っ替え引っ替え利用している割に悪びれていないし、短期間で長年の恋人みた…
『東ベルリンから来た女』で知られるドイツの名匠クリスティアン・ペッツォルト監督が、ファシズムの風が吹き荒れたナチスによる史実と現代の難民問題を重ね合わせ、祖国を追われた人々が希望を求めてさまよう姿を…
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