なんか有無を言わさず郷愁的に光ってる映画ってある。100分満たないくらいの、ストイックで抑制的で、飄々とした映画。
ロベール・アンリコの『追想』、ブニュエルの『ビリディアナ』とかキェシロフスキみたい…
格調高い白黒の繊細な映像美と隙がなく調律された声色、ピアノの音色でセンチメンタルに心を揺さぶる忘れがたい映像体験。現代にもこんなに美しい映像を撮る人がいるんだと圧倒される。多幸感を覚えながら見入って…
>>続きを読む久々に映画を堪能した。
東と西、民族音楽とジャズ、ズーラとヴィクトル。異なるものが混じり合ったときの静かな摩擦、密かに残り続ける熱。
終わり方もなんて美しいんだろう。
眺めの良い世界の果て、我々に見…
冷戦という特殊な環境ゆえか、他人を巻き込んででも亡命する、相手を救うという行動があり、多くの人が巻き込まれていると感じた。それでも一緒にいたいという気持ち、一緒にいるのご辛い気持ち、祖国を愛する気持…
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冷戦下でのピアニストと歌手との愛の形。
始まってすぐに、当時のポーランドがどういう状況だったのかがわかんないと厳しいなと思って、調べてから見始めた。
時代に引き裂かれた2人、という感じかと思ったら…
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なんで...心中する必要が...?
一体何のための亡命だったの...?
女がだいぶ不安定でそのせいで男の人生も破滅に向かっていったように思える。
腑に落ちないとこは多々あるけど、民俗芸能の歌と踊…