切ないけど、人情味のある物語。
誰も彼も人生うまく行かないんだけど、
時代背景とアメリカという土地柄を考慮すれば、しょうがないかと思わさせられた。
聾唖の主人公と知的障害の友人が、喧嘩してしまう…
聾唖者と声の不在、談笑・レコード・花火といった音のコミュニティが孤独感を際立たせる。主人公は喋ることすらできないのに名前はシンガー。ギブアンドテイク精神(社会)の相互関係からも疎外され、不満を分かち…
>>続きを読む カーソン・マッカラーズの原作小説『心は孤独な狩人』を映画化したもの。
町山智浩さんの映画特電で知って、YouTubeですが本編があったので観ました。
https://youtu.be/KdFQo…
●愛すれど心さびしく(1968年アメリカ。アラン・アーキン)
追悼アラン・アーキン。
この映画を観ると『幸福な王子』を思いだす。
決して見返りを求めず,ただ与えるだけだった彼のことを。
貧困と…
カーソン・マッカラーズの原作小説『心は孤独な狩人』(新潮文庫、絶版。最近、村上春樹が新訳出したらしい)が大好きで、昔TVでも見て、トラウマ映画だったのをDVDで再会。やっぱり良いです。というか、せつ…
>>続きを読む原作カーソン・マッカラーズは『禁じられた情事の森(原作:黄金の眼に映るもの)』という傑作も生み出している!共通しているのはすれ違いの連鎖が引き起こす悲劇。輪回し遊びからカメラは物語を導入してアラン・…
>>続きを読むチェス やりたかったよね
レコード、聞かせてあげたかったよね
彼の思いは伝えられないし伝わらない⋯
拠りどころが離れていく寂しさと
心の叫びに気づかれないもどかしさ
私も彼のことが忘れられない…
少女と黒人医師の握手で少し救われるが、物質的には何ひとつ解決していない。
結局、彼らは主人公に知的障害の友人がいたことすら知らないままだろう。
ソンドラ・ロックは後年の面影が無い素朴なルックスで、…
LGBT映画として観た。
冒頭でアントナパウロスがガラスを突き破ってまでケーキを貪って食べる。
警官はまたあいつかと言う。英語のゲイスラングでケーキはお尻の肉を示すし、ガラスを突き破りケーキと拳が血…