このレビューはネタバレを含みます
冒頭から法廷がいきなり楽団へ変貌する神憑り的な飛躍、それにつられてやってくる退役軍人らの描写から群れることの主題が示され、集会・パーティー・リンチといった結集の堆積がその極点である葬列へ変容していく…
>>続きを読む南北戦争後のアメリカの世相を知らぬ者にとって肌感覚では理解しづらい物語だが、そういう見る側のハンデを軽々と乗り越えてくる素晴らしさ。葬列に人々が加わっていく場面には感涙。被差別者を切り捨てない主人公…
>>続きを読む掴みどころが少し難しかったが、コミカルに進む前半とは打って変わって、後半に進むにつれ徐々に主人公の人間性が鮮やかに変化していく様が心に沁みた。
主人公はプリースト判事。
裁判長としての再選をすべく…
蒸気船の往来が何度も出てきて波を煌めかせて滑るようすが美しい。
『プリースト判事』から20年後に撮られて時代設定も20年経っているので、序盤での在郷軍人会のロートル感、南軍しぐさがさらに強固なものに…