美しい。
淡々と、ただ淡々と進んでいく話とただパンするだけのカメラワークと言っちゃえば地味な映画ですが、確実にそして洗練された構図で観るものを引きつけて離さない。
こんな素晴らしい映画がNetf…
画面が白黒だと途中で飽きそう、、と思っていたのに、
画面にうつるものが、常にさりげなく「おや」と思わせるものばかりで、まったく目が離せなかった。
(冒頭のスタッフロールは目を離した)
長いワンショッ…
カメラに映る白黒背景の社会の横移動に合わせて使用人はカメラからギリギリ外される手前で動き常にカメラの動きに合わせて移動する。この正確な動きを捉えてくれたのと、犬の名演とフルチン武道家の棒回しアリガト…
>>続きを読むアルフォンソ・キュアロン監督の前編スペイン語のメキシコ作品。エマニュエル・ルベツキのスケジュールの都合により、キュアロン自身が監督・脚本・撮影・編集を務めたと言うことで話題になりました。
まずその…
見終わったあと、じんわり愛の残る傑作でした。
グラシアス〜(ありがとう)って言葉をとても丁寧に使ってたのが、印象的。
監督自身が育ててもらった住込みのお手伝いさん、クレアさんを軸におぼろげな記憶を…
専門家絶賛の本作ですが、映画を観るのもリテラシーや前情報が要る、というところでしょうか。
アルフォンソ・キュアロン監督の自伝的内容になっています。
幼少期のお手伝いさんにインタビューをして作ったそ…
美しく、静かで、嫋やかで、女性的な力強さに溢れた作品。
ローマ(ROME)じゃなくて、ローマ(ROMA)。イタリアではなくメヒコのコロニア・ローマが舞台。
時間軸や世相、登場人物の心情の変化や対…
情報を削り込んで、残っているのは階調の豊かさと湧き上がる情感。
最後のあれもあるし、「トゥモロー・ワールド」と補完し合っているように思える。
ディテールをめちゃくちゃ残してるので、スクリーンで観る…