極限まで乾いた、無機質なテクスチャー。
音の排除、モノクロ映像といった演出のすべてが、「オルガにとっての世界」、その質感の提示に収束している。
扱うテーマを極端に限定・純化し、その分説明の削減によっ…
2026-51
人間失格や金閣寺の系統だと感じた。オルガの手記が秀逸だからだろう。この主人公は自分だ系カタルシスが得られる。オルガは苦悩の代弁者としての使命を果たした。そして女性版ニトラムでもある。…
被害者意識ほどおそろしいものはないと思った。
小さな傷つき、不具合、ちょっとうまくいかなかった出来事、些細な不快感、
そういうものの積み重ねで人は簡単に被害者になれる。
視界がどんどん狭まっていく。…
オルガは、何も知らなかった。
人と繋がること。それはたくさんの失敗を
経験してようやく実を結ぶもの。
機会が生まれなかった。気づけなかった。
オルガ自身に築き上げてる何かがあって。
檻に入れられ…
オルガ・ヘプナロヴァーを、「みんなでいじめた」結果こんなことになってしまった。たしかに、元々の本人の気質もあるかもしれないし、彼女は単に被害者というわけではない。それでも一人一人の冷たさ、無関心、社…
>>続きを読む白黒の世界の中で、いつも白ワインを飲んで、ずっとタバコを吸っていて、タクシーを運転する、心に闇を抱えた同性愛者の若い女。画としてはなんだかお洒落に見える。
生々しい性の描写は好きじゃないけど、序盤…
2025/3/16 71本目
・大量殺人を犯したチェコ・スロヴァキア最後の死刑囚、オルガ・ヘプナロヴァー。彼女の暗い生涯を描いたドラマ作品。
・モノクロで、音楽、カメラの動きも少なく、余計な編集…
色々考えさせられる。
自分が死ぬ勇気よりも誰かを殺す勇気を持ってしまった。
なのに結局、周りは何も変わらない普段のまま。
賞賛されるようなヒーローになれた訳でもない。ただの死刑囚が生まれただけ。
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