とにかく我の強い女の子みのり。常にイライラしていて攻撃的。
気に食わないことは絶対に許せない。そんなキャラクターが萩原みのりとぴったりと合っていました。
元カレとの道端での喧嘩は目を見張るものがあっ…
二ノ宮隆太郎監督『お嬢ちゃん』(2018)
人間が性悪であることの直視と抱擁ー
ウォン・カーウァイの『花様年華』のように登場人物が劇中で"芝居"するシーンのグラデーションがあまりにも滑らかで、醜…
リアルの中に一線を越えた何かが切り込む際に迸る緊張感と興奮。
「これ飲んだら部屋行くから」という前振りの後のリビングへの移動、絶対に話題を渡さないみのり、「美人に厳しく、ブスに優しく生きていこうと思…
素朴な悪意の発露として終盤のイジメ場面は素晴らしいし、本筋と全く無関係なのにも痺れた。共同体としての世界が立ち上がっている感覚がある。必要なシーンが必要な長さの分だけ、全く過不足ない。鬱屈としたオナ…
>>続きを読むめっちゃおもろいなあ。めっちゃ笑っちゃうよなあ。線路沿いのシーン最高だなあ。3人集まったらやたらコントに入りたがるのとかめっちゃいいじゃん。超いいなあ。リンチする手前、「賭けようぜ」「1000円とか…
>>続きを読むすごい、全シーンに緊張感が漲ってる。問題提起や批判やメッセージではなく根本的にコメディをやろうとしているのが偉い。有害な男性性のようなものが描かれる一方で主人公の萩原みのりも加害性を振りかざしていて…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
人間の振る舞いを捉えた映画だった。
映画では振る舞いとして漫才を彷彿とさせるシミュレーションでの会話といじめごっこが挿入される。
振る舞いを通じて物象化されるは空虚さであり、我々が生きる社会への虚無…
もやもやするけど怒らない。やり過ごす。そんなことを繰り返しながら大人になる。諦める。
もやもやする会話で最初から最後まで埋め尽くされていたけど、逃さずちゃんとひとつひとつに怒る主人公がよかった。それ…
ENBUゼミナール.