幼なじみの家を訪れた亜希が、その家族との再会をきっかけに、過去の記憶と現在の関係のあいだに沈み込んでいく。
いわゆる物語を追う映画ではなく、リハーサルを重ねながら撮影されたという関係の生成過程そのも…
このレビューはネタバレを含みます
俳優がテキストを繰り返し読む場面を映すことで、俳優と同じように、観客も頭の中で物語を血肉化していく」過程を描いているように感じた。
このプロセスは濱口竜介監督の本読みの演出を思い出すが、彼の場合無感…
求人の張り紙を頼りに採用担当の面談でも待っているかのような、若くない女である。それが殺人を自供した後の姿で、その場が警察署の一室とは誰も思うまい。ところが現れた「担当者」はやおら供述調書の読み上げ…
>>続きを読む“我々が映画を完成させる”。骨を抜かれ、魂も抜けてしまった。結局、むきだしになったのは、濱口竜介の「親密さ」。人物らはただ空虚な体だけ。濱口竜介の会話劇では、言葉のやり取りが人と人との距離を広げ、親…
>>続きを読むいや、よくこんなの作ったな…。
全く万人に勧められませんが、実験的試みとしてかなり面白い。
ワークショップが好きな人、演技に興味がある人は楽しく観られるかも。
説明が難しいのですが、役者の本読みか…
前から見たかった映画が早稲田松竹で上映してるので見て来ました😻
ザックリ言って、かつて写実的絵画は印象派までは現実に目に見える光景や出来事を二次元に忠実に再現する事で成り立って来た🖼️
でも、キュビ…
あきがあきになり、のどかがのどかになり、直人が直人になるその過程を記録した劇映画とドキュメンタリーの境を曖昧にした映画。
役者が役を獲得していくその過程を見ることが出来る衝撃的な映画だった。
その…
1回1回の繰り返しごとに表情や声色が変わっていって、稽古だとわかっていてもだんだん本人の心情、言葉に思えてくるから不思議だった。
とはいえセリフの繰り返しと無音の時間が長く、さすがに冗長には思われた…