ジプシーは空にきえるの作品情報・感想・評価

ジプシーは空にきえる1976年製作の映画)

TABOR UKHODIT V NEVO

製作国:

上映時間:100分

ジャンル:

3.1

「ジプシーは空にきえる」に投稿された感想・評価

自由を愛するゾバール青年と美しいラーダの物語で、旧ソ連時代の映画とは思えないほどイデオロギーから解放されている。鮮やかな衣装とどこか懐かしい音楽が異国情緒を誘っていて、ロシア人の描く異国情緒には憧れを感じさせる美しさがあるし、繋がりのない世界なのになぜか郷愁があって心の琴線に触れてくる感覚がとても良い。

星降る夜に押し入れ探検隊⑧

男が女にのめり込み過ぎたことで悲劇的な末路を辿ることになる…といった単純明快なストーリー。
しかし、そのストーリーを覆っている音楽がやけに情熱的で官能的な厚みがある。
ジプシーのソウルミュージックとでも言おうか、聴いたことのないコード進行が全く予測のつかない独特の旋律を生み出している。
プロコル・ハルムの『青い影』やミッシェル・ポルナレフ『愛の願い』を初めて聞いた時の衝撃に少し似ているかもしれない。
それでも、まだこの2曲に関しては次に奏でられる音の予測はなんとなくつく。
聞いて貰えばお分かり頂けると思うの だが、本作に流れる音楽は、何と説明したら良いだろう?メロディを構成している音とリズムの根源が全く見えてこないのだ。
それなのに強烈に胸の奥に響き渡り、身体の中にゆっくりと浸透していくような感覚を覚えてしまう。

そして、なるほど…そうなっちゃうか…と思えるラストシーンを観て考えてしまうのが、辞書に記載されているような内容ではない、私たちの生活の中に密着した自由の定義。
定住を望まず自由気ままに放浪すことを常としているジプシーでさえ、結局は支配や抑制から逃れることは出来なかった。
自由とは何か?
自分が本作を鑑賞して導き出した結論は幻想だった…

~追記~
30年前以上に、うわっ!ミッシェル・ポルナレフ!!
日本信販のCMで流れた時には鳥肌がたった。
私がもし、叶わぬ切ない恋の物語の映画を作ったら絶対に使いたい曲。
「ドリーマーズ」でちょろっと流れてましたね。
お若い方はご存じないかもなので、良かったら一度聞いてみて下さい。

youtube.com/watch?v=7LUFYY3WYBA
‖レンタル‖
このジャケットと題材に惹かれて借りました。
ジプシーの日常が題材ということでエミールクストリッツァの『黒猫•白猫』のようなハイテンションなのに心に染み入るような不思議な映画を期待していたんだけど少し違ったみたいです。
そしてラストも好きじゃない。

ただ中盤の、女の人の集団が路上を歩きながら歌うシーンが最高だった。あの歌は聴く価値が存分にあると思います。

あとはジャケットにもある女の人のモザイクなしヌード!
男ならみとこう!
土偶

土偶の感想・評価

3.0
音楽は最高。高校生の分際で旧メロディアで輸入のカセットテープ買いましたよ。