7月の物語の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

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「7月の物語」に投稿された感想・評価

『宝島』と地続きとなる、現代のヴァカンスで滲み出る欲望を切り取った傑作。思わず笑ってしまう若者たちのくだらない恋模様とは対照的に、フィクションとして閉じ切ることはできず溢れ出した現実の悲劇が痛烈。
今時、こんな古びた女性観で映画が作れることに愕然とする。同じくらい幼稚な価値観で映画が製作される幼稚な現代日本で、今作が過度に賞賛されるのも頷ける。ロメールの雑で耄碌めいた模倣、弛緩した雰囲気を高尚と履き違えた浅ましさ、映画になんら貢献することのない男の不快さ、実際の事件を映画に利用する図々しさ、全てが受け入れがたい駄作。現代フランス映画の救い難いダサさを集約した、麗しいお手本的な1作。これとは真逆の映画を作るなら、日本でもマシな映画が作られるのではないか。
良質な短編集のよう。ずっと観ていたい心地よさ。コミュニケーションの物語は最近かなり多いけど、政治が荒れると個へと視点が向かうって本当なのかもな。
宇宙

宇宙の感想・評価

3.5
ジムジャームッシュのような、叙事的な作風と感じた。7月の昼下がりとかにそうめん食べながらまた観たいです。
よ

よの感想・評価

4.5
・一部
最初に、怒ってバンバン壁を殴ってた方がおとなしい性格で、慰めてた方が奔放な性格なの良い。
修羅場のシーンで、女に張り倒され、男は沼に落ちるのめっちゃよかった。
最後の柔道とフェンシングのくだり超よかった。

・二部
喧嘩の後花火の音聞こえてくるとこ良かった。悲惨なニュースを誰とも悲しめないことって、それ自体が悲惨。
QvQ

QvQの感想・評価

3.8
宣材的なビジュアルがないってのがまた。でも良かったな、これ。

なんて言っていいのか。普通、いや普段?どこにでもありそうな日常の出来事だし、誰かとかたまには自分とかが体験してそうなことばっかだし、こんな子やあんなヤツ、いそうだよね周りに。

それをあんな感じで映画として切り取られると、これが結構ジンワリと来るんだな。

7月の物語だけど、終わりかけの夏に観るのもなかなかだった。劇場から出てきたときの風が心地よかった。あの頃に戻ってみたいな、ってちょっと思っちゃった(^^;
y

yの感想・評価

-
第1章: ラストがシスターフッドな感じで終わるのがとても良い
第2章: 私は女だけどキスしたい気持ちわかる
asa

asaの感想・評価

4.0
ギヨームの、人の撮り方から自然の映し方まで全部好き。
オチがはっきりしていないのが、また想像を掻き立てられるからそれが逆に良い。

海や湖や山が見たくなる、自然に触れたくなる。
第1部『日曜日の友達』、第2部『ハンネと革命記念日』の2部からなる作品。

それぞれ撮影期間5日。
フランス国立高等演劇学校の学生たちと撮った、とのこと。


****


まず撮影期間5日ってことに驚きました。。
どれほどリハーサルやったんだろうかと。


長回しの中で突発的なことが起きても役柄として対応できるのは、
俳優さんそれぞれが役柄を深く掘り下げてるから。

未完成な人物たちを観客に愛してもらえるのは、
一人の人間として破綻せずに演じきれているから。

****


やっぱ好きだなあ、ギヨームの世界。


****


どういうわけだかギヨーム映画は冒頭死ぬほどつまらなそうに始まるし、
しばらくつまらないんだけど
じわじわ面白くなってきて
映像の美しさに浸りながら
登場人物のことが可愛くなってきて
ラストあたりでびっくりすることが起きて
(映画としては大したことないけど、日常で起きたらびっくりするレベルのこと)
それに反応する主役の選択を味わって、おわり。

そして、あぁ好きだぁ、と思う。



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とくに『ハンネと革命記念日』が良い。


主役の「アタシ」は、
もしくは「ウチ」でもいいや、

「ウチ」は健全そうで実は自分が世界の中心にいる女の子。
(若い時はみんなそうだけど)

「ウチ」はふつうにしてるだけなんだけど
どんどんな悪いことが起きてきて
「ウチ」は何にも悪くないのに
最終的には結構最悪なことが起きちゃうの。。

超落ち込むし超ウチかわいそうなんだけど
何がかわいそうって結局ウチの不幸なんて誰にとっても取るに足りないしなんてことのない平凡な日常でしかないの。。
ウチの不幸なんてむしろ他人から見れば幸せに見えちゃう程度のものなの。。



あぁ好きだ!!
mika

mikaの感想・評価

4.3
好き!!!なんてリアルなんだ。。身体とか、キャラとか、仕草とか、爽やか風だけどねっとり女の子狙ってる男性のあの感じ、3回くらい笑った。儚くて美しかったです
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