冒頭のシーンは大迫力!
1人を助けるために他が犠牲になる…
ブラックホークダウンもそうでしたね。
アメリカのそういうスピリッツ好きです。
この映画の話になった時に必ず話題に上がるのが冒頭シーン。…
今の自分には素直に判断できなかったのかもしれない。
上の盤面見るならそれだけ見てるよっとか、1人を助ける任務の為の犠牲とか、一人一人の負の螺旋から逃れる為の理由づけだったり、そもそも初対面で殺し合っ…
複雑なストーリーではないことが、かえって戦場のリアルさを生々しくひしひしと伝えてきた。
死と隣り合わせ、いつ仲間が、自分が死ぬかもわからない緊迫感が、現実をそのまま描写したような撮り方に詰まっていた…
最初から最後まで直球。凄い。
何の犠牲も払わず報いてもいない自分が、尊い犠牲という様な言葉を使うことに畏れを感じた。
ただ、事実として、あまりにも尊く凄惨な犠牲の上に自身が立って生かされているとい…
冒頭25分に関しては、ありとあらゆる映画の中でもNo.1だと思う。
今我々は、第二次世界大戦の歴史を学んでも、どうしても戦況や、惨劇の数字にばかり目が行ってしまうが、実際に何千万人が死ぬということは…
様々な角度からの共感が可能な余白を残したのが、この映画の巧みな点だ。
物語に感動する、兵士の勇敢さを賛美し「尊い犠牲」を悼む、戦争の残酷さ不毛さを再確認する、軍事マニアとしての知識と照らし合わせて楽…