第32回東京国際映画祭 18本目
その昔、山に火を放ち危うく村までも焼き尽くすほどの大火事を起こした男が仮釈放で村に戻ってきたところから始まる
自然の美しさと山火事の荒々しさがとても魅力的な映像…
怒りと許し。ガリシアの人々と様々な表情を見せる自然の姿が重なる。
息遣いや風向き、息苦しさや温度、普通であれば可視化できないものがまるで見えるような感覚に陥る。画面越しではなく、その場にいるような五…
まさに映画そのもの、その成り立ちの神秘を具現しきった作で、グレー系(霧的白も含む)や淡いグリーンが地下水如くに染み出し色彩による図の内の区分け・対比を無化したようなトーン(分かれてないだけで内…
>>続きを読むこの映画の画面を覆い尽くす絵画的なショットの数々にまったく心を動かされなかった理由をいろいろ考えている。審美性と説話性(ハスミン風にいえば説話論的経済性)は矛盾なく両立するものだと自分が信じているの…
>>続きを読む東京国際映画祭にて。
久々の辛口です。
スペインのガリシア地方の山奥に起きる山火事と村人の話。
映像は非常に美しく、音楽とあいまって最後まで緊張感もって観ましたが、結局何が描きたいのか、全くわか…
(C)ラテンビート映画祭