10年以上前に初めて見て、黒澤明の羅生門と同様に50年代の日本映画の凄さを思い知った作品
京マチ子以外庶民的なキャラクターしかいないのに対して映像はあまりに美しく、特に河を渡る場面の水墨画のように…
強姦され殺される妻のお春、その間亡霊貴族と蜜月になる夫の源十郎。
敵陣武将の首をとって成り上がる小藤太、その妻おときは身売りに。
大まかには欲望に従うと罰が下り、耐えると救済されるみたいな奴隷道徳…
4Kデジタル修復版DVDで鑑賞。マーティン・スコセッシが修復に参加。何回か観てるんですがかなり汚いバージョンで観ていて着物の柄やセット照明までしっかり観れてない。今回の修復でかなり細部まで観れて本作…
>>続きを読む人生で見た映画で1番画質悪かった。
だけどそんなことも気にさせない京マチ子様の美しさと妖艶さ。
カメラワークも構図も洗練されていてどこを取っても絵になる。
特に琵琶湖を舟で渡るシーンのおどろおどろ…
2025年7月 映画館にて鑑賞
凄かったなぁ京マチ子。
能面の女性みたいな笑みだった。
フィルムシアターで鑑賞。
白黒フィルムで黒い雨いっぱいで、最初は観るに堪えられるかと思ったけれど、京マチ子…
霧が深い湖。
船を漕いでいると、
反対側からもゆっくりと船が近づいてくる。
人の姿は見えない。
櫂で引き寄せてみると、
船の底には藁をかぶった男性が転がっており、
すぐにも意識が途切れそうな様子で
…
【妖しい場所には近づがない様にしましょう】
でも男って妖しさに惹かれてしまうねんなぁ。
豊臣秀吉の時代の近江の話。治安も安定していない世の中だが、百姓の源十郎と藤兵衛の兄弟夫婦は貧しい農村で生計…