この監督のこれからの作品が楽しみになりました。
長回しでゆっくりと時が進んでいくのが心地よい。
人物によって来ている服の色に特徴がありラストシーンではその変化が現れ深い意味を読み取らざるを得ない。
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誰にも余裕がない話。
みんな病んでる。
医療に繋げるどころの話ではないし、受け止める人がいないばかりか、お互いに攻撃しあって益々病んでいく。
あんなの、たとえ元気な人であろうとも長期に渡って受け止め…
この作品は終戦、1945年のレニングラードが舞台で、当時の様子を割と忠実に再現している。個人的には電車の様子が印象的。終始暗い感じ、というか色合いが工夫されていて、官能シーンもあるんだけど全くエロテ…
>>続きを読む終戦しても苦しみから解放される訳ではなく、心身に傷跡が残り苦しむ人たち。
戦後の苦しみを女性視点で描いている作品です。
緑と赤の色彩が多く使用されていました。
鑑賞後に色の意味を調べるとより楽しめる…
鬱りそうなテーマと、女優の生命力が良い感じに混じり合ってもはや芸術な映画。
ずっと心臓の一部がつねられた感覚なんだけど、世界観にどっぷりはまれる、なんとも形容し難い魅力に溢れてた。
二人には幸せ…
第二次世界大戦終戦直後のレニングラード。PTSDを抱えながら働く看護師のイーヤとマーシャのお話。
終戦を迎えてもなお、人々の心身には戦争の記憶が永遠に残り続ける。終わっても苦しみから逃れられること…
このレビューはネタバレを含みます
第二次世界大戦独ソ戦後間もないレニングラードを舞台に、二人の元女性兵士の戦後を淡々と描く。
映画では戦争描写は全くなく、戦後のソ連の軍病院や生活の姿が静かに描かれている。
「のっぽ」とあだ名で呼…
観ていて誰のことも理解出来ない…笑っていても泣いていても彼女らの本当の心が見えなくてずっと薄ら寒くて怖かった。生きていてこういう要求をされたことがないから、こんなことよく考えつくなと思ったし、自分だ…
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