盗みがきっかけで生き延びて以来、盗みや詐欺と縁が切れなかった男のユーモアたっぷりの回想録。
1930年代フランスのモノクロ映画というだけで、街や風俗諸々が面白く、諧謔小説をそのまま映像化したような…
まず、最初の監督自身のスタッフ陣の紹介から新しい。
何より、始まってすぐの家族12人中11人死んだっていうのが度肝抜かれました。
過去を小説として書いてるけれど、文は観客に一切見せず、監督の回想だ…
泥棒をした故に生き残り、いかさま師を目指す奇妙な人生を、回顧録を書きながら回想する主人公の語り口が面白い!1936年の映画なのに、見ていて何故かカラーだと錯覚してしまうほどに鮮やかで、魅力的な映画だ…
>>続きを読む9割5部ナレーションだけで物語が進んでいくのに観客が飽きず観続けることができる手腕すごい 30代の自分の容姿をフと見て急に老けたなって感じる様子差し込まれるとこリアルで怖ェ〜ってなっちゃった
それ…
お父さんに叱られて食事抜きだった日、自分以外の家族が誤って毒キノコ食べて全員死んじゃった…というトンデモ展開から始まる、ペテン師(でもないけど胡散臭い奴らに常に引っかかりかけ続ける)人生を送る主人公…
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カフェで自叙伝を執筆する初老の男。その内容は、天涯孤独の身になった幼少期から、詐欺や盗みやイカサマで生きてきた記録、そして女たちとの恋や人生の数奇な巡り合わせについて......。
中井英夫の…