2025年247本目「運も技術も人生も――すべて“賭ける”男の回想録」
「13歳の小さな盗みから始まった、波乱万丈な人生…その舞台は、パリからモナコ、戦場、そしてカジノへ。」
「Être ric…
サッシャ・ギトリ監督『とらんぷ譚』(1936)
悲劇も恋愛も詐欺も改心も"とらんぷ"をめくるような軽やかなギャンブルのようにー
ひとつひとつのシークエンスが、
コメディの様相を呈しながら人生のア…
鈍重でなんとか撮影していた時代から変わって映画に軽妙さが出たら成熟した証だと思えるけど、これはかなりだぞ!
茶目っ気のある軽妙さで、異常にスムーズだと思ったら、監督・脚本・原作・主演をひとりで…!
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メタフィクション全開のオープニングから破壊的であっけらかんとしたユーモアが全編に渡り炸裂する快作。所謂「譚」の部分はモノローグで登場人物の台詞はほぼない。とても変な映画のはずなのに、何の気なしにサラ…
>>続きを読む罪を犯したことによって偶然にも生き残ってしまった少年は「毒を食らわば皿まで」の勢いで嘘をつきまくり、ついには自分自身をも偽るペテン師に。その半生を、ひたすら延々と。しかしこのテンポの早さ、ユーモアと…
>>続きを読む傑作。ナレーションと呼ぶと作品に組み込まれた印象があるが、どちらかというと狂言回しのように作品を客観的に眺めつつ面白おかしく演出している。だから弁士ともちょっと違う。
前半はバルザックみたいな筋だな…
記録用
サッシャ・ギトリ監督。
劇作家でもあるサッシャ・ギトリ監督作品はかなり特徴的な作風をしておりヌーヴェルバーグを含め後世に多大な影響を与えてきた。
まず一つ目の特徴はサッシャギトリが語りの中…
◎ 回想録の1人モノローグがサイレント映像にテンポよく乗っかってきて面白すぎた!
嘗ては自分の所有物だった豪邸の向かいのカフェで物書きが人生を振り返る。
大家族と不運な死別〜歓迎されない親類に遺産目…
放蕩三昧してきた詐欺師が己れの詐欺師遍歴、女性遍歴を自叙伝として描きつつ自らのナレーションで物語的に語る一編。
語りもスタイルもトリュフォーの「恋愛日記」に影響を与えたと思われる、軽妙で洒落たコメデ…