家族の視点からみた親の認知症についての物語はこれまでも観たことがあるけれど、認知症患者自身の立場から描かれたものを観るのはこれが初めてだった。
家族目線だと大抵は悲喜劇や介護の苦労話になるけれど、…
帰り道に空き地がある日できていて、そこに何があったか思い出せない。
私が生活していてもよく起きることだ。
(幸い最近はグーグルマップで見るという荒技が通用する)
本作は体感型感動ムービーとも言える…
私の母は、死の数か月前から認知症の兆候があらわれ始めていた。既に他界した筈の父が家にやってくる、と私に電話を掛けてくる様になったのはいつ頃からだろうか。当初は、父が既に死んでいる事、母も葬儀に立ち会…
>>続きを読む室内劇と見せかけて時空間をガンガン撹乱していく試みが面白い。今ここをとうに見失った父親が、そうとは気づかず腕時計だけをずっと探している残酷さ。「信頼できない語り手」としての認知症。『さよならを教えて…
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