東日本大震災の非被災者である若者4人が被災者の話を聞き、話を語り直そうとするお話
若者たちが被災者達の元に訪れ、生活を共にし話を聞いて、その聞いた話をカメラの前で語り直す...という、手法としては…
好きだった。非当事者が当事者と出会うことでだんだんと知ろうとすることの難しさに突き当たる。
パンフレットを読んで納得したのが旅人四人が全員役者だったことだ。演じるとは違うアプローチでカメラの前で語る…
現地の人の語り、その場に居合わせた反応的な語り、思い出しながら語る回顧的な語り、他者に伝えるための語り。
土地に重なる出来事が複層的な語りによって、断片的に語られ続けられる。
物語の筋がなくとも、…
「確かな記憶とはあるのか?」という事に思いを巡らせた。
作中では扱われていない言葉だが、パッケージ裏の説明文を読むと、彼らは「旅人」と記されている。確かに、彼らが街に対して思いを馳せながら彷徨する…
2018年、4人の若者が陸前高田市を訪れて被災者の話を聞き、現地を歩いて感じたことを言葉にする。話をしてくれた人たちの思いを取りこぼすまいと、言い淀みながらも必死に丁寧に言葉を尽くす姿に胸打たれた。…
>>続きを読む『息の跡』しか観てなかったので、約5年?でこういう方向へ来たのかと素直に驚く。
映画美学校フィクションコースの出自が色濃い。
風景を背景に、存在しない記憶・記録を語る声がオーバーラップする様に、佐…
(C) KOMORI Haruka + SEO Natsumi