二重のまち/交代地のうたを編むに投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

『二重のまち/交代地のうたを編む』に投稿された感想・評価

sss
4.6

体験した者、体験していない者の距離感として、すごく適切な見せ方だと思う。

体験した者は、なぜ私たちだったのか。
体験していない者は、なぜ私たちじゃなかったのか、と問い続ける。
その苦悩がしっかりと…

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龍
5.0

2025.01.20
2025.01.25
2025.03.17

ただ、名前、年齢、出身のみでしか示されない四人の若者が被災者(というより当事者という言葉がふさわしい)と過ごす二週間を経て『二重の…

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4.2
韓国 ソウルアートシネマの特集上映「일본 영화의 현재(日本映画の現在)」にて🎥
yz
4.5

「二重のまち」「うたを編む」という言葉の意味が分かった時に何と言って良いか分からなかった。

試みとして興味深く、そして本当に丁寧で切実だと思う。
テキストがそこにいる人間と出会う。その人には身体が…

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3.11で大きな被害を受けなかった。そこに対する複雑な感情。
わたし自身も感じることがある。
2011年3月。わたしは中学生で、地元の福岡に住んでいた。福岡は揺れることなく、あの日は塾で勉強していた…

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4.4

東日本大震災の非被災者である若者4人が被災者の話を聞き、話を語り直そうとするお話

若者たちが被災者達の元に訪れ、生活を共にし話を聞いて、その聞いた話をカメラの前で語り直す...という、手法としては…

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4.3
テキストとナレーションの物語内外の声は、登場人物と自身との関わりの距離のようでもある。
小森はるかの半透明なカメラと、画面から漂う雰囲気が好きだった。

好きだった。非当事者が当事者と出会うことでだんだんと知ろうとすることの難しさに突き当たる。
パンフレットを読んで納得したのが旅人四人が全員役者だったことだ。演じるとは違うアプローチでカメラの前で語る…

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現地の人の語り、その場に居合わせた反応的な語り、思い出しながら語る回顧的な語り、他者に伝えるための語り。
土地に重なる出来事が複層的な語りによって、断片的に語られ続けられる。

物語の筋がなくとも、…

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19年の山形以来での再見。ずっと記憶に引っかかってた作品。やはり3月11日に見るとまったく体感の強度が違った。できたらこれからも毎年この日に見たい。

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