クリスティアン・ベッツォルト監督特集二本目
原題は「UNDINE」(ウンディーネ)
そう、ウンディーネ、オンディーヌ、水の精伝説のウンディーネ
これにスクリーンを見て気づいたので、ストーリーの…
キム・ギドクぽい邦題。雰囲気も少し似ているかもしれない(音楽の使い方など)。しかし、もっと感じたのは手塚治虫的な神話の描き方というか、今までもペッツォルト監督の作品からは怪談話のようなおどろおどろし…
>>続きを読むパウラ・ベーアは水辺が似合う俳優だ。クリスティアン・ペッツォルトの前作『未来を乗り換えた男』では開け放たれた窓から見えるマルセイユの海の青と彼女が纏うドレスの赤が鮮やかで、出世作のフランソワ・オゾン…
>>続きを読む情熱的で官能的な愛の物語に心が震えた。
水の精ウンディーネの哀しい愛の運命と、人間社会で生きる女性としての彼女の想いが、バッハの美しいピアノの旋律に乗って、たゆまぬ水の流れのように物語を包み込んで行…
"愛する男に裏切られた時、その男を殺し水に帰らなければならない"
都市開発研究施設でガイドの仕事をしているウンディーネは、ある日カフェで恋人のヨハネスに裏切られるがまた新たな出会いが訪れる…
"ウン…
こんな映画をずっと求めてた。
なんて美しく、満たされる映画なんだろう。
水の音、息遣い、そしてバッハの協奏曲が混ざり合い、心が乱された。
ペッツォルトは今後、「火の精」と「地の精」の撮影も予定し…
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