インシアンの作品情報・感想・評価

インシアン1976年製作の映画)

Insiang

製作国:

上映時間:93分

3.5

『インシアン』に投稿された感想・評価

我路
2.7
2024年12月21日 シネラ

出だしは豚の食肉工場。生きたまま吊された🐖豚の喉あたりをブシャー。なんかの象徴か。

男たちからも母親からも訣別する感じか。

35㎜フィルム上映

👁️‍🗨️28

この映画のタイトル『インシアン』は主人公の若い女性の名前であり、製作当時の1976年頃のフィリピン首都マニラのスラム街の「トンド」が舞台。若手女優ヒルダ・コロネルがインシアンを演じる。
冒頭のシーン…

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「泥の中を泳げ」のリノ・ブロッカ作品。今回も登場人物は、濃いキャラクターの人間ばかり。少女の殺意を正当化させるエピソードを積み重ねる作り方に対し、反撥しつつも共感してしまう。
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『マニラ・光る爪』などで知られるフィリピン映画の鬼才、リノ・ブロッカは、演劇志向で、多作、弱肉強食をモチーフとするゲイの映画作家ということで、ファズビンダーとよく比較されるようだ。フィリピンのスラム…

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4.5

最悪な家庭で生まれ育った少女はある日、母親の愛人に強姦される。しかしその事を誰からも信じて貰えず、彼女は復讐を決意する...というお話

出来ることならこのあらすじだけで本編を見てほしい。本筋はよく…

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女と男がハッキリキッパリ描かれる。美しいインシアンだけど、自由になるには結婚しかないみたいな選択肢はすごく悲しいし、母親はひどいもんだし、母親の恋人となるダドも(最低すぎて映画館出ようかと思ったほど…

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pherim
3.7

フィリピン愛憎復讐劇byリノ・ブロッカ1976年作。母に虐待され母の情夫から犯される薄幸の少女演じるヒルダ・コロネルの可憐さが、ダメ彼氏に捨てられる中盤からモリモリ不穏な濃度上げだす怪作。未舗装の街…

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mingo
4.0

全く期待しないで観たら本特集で一二を争う傑作だった。おかんとできてるヤリチンヤクザことダドが娘のインシアンをクズアフロ彼氏からぶんどって犯すことで展開する物語なのだが、インシアンの救われさに感情移入…

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4.0

【DV家庭、毒親育ち、somewhereな私の苦悩】
『マニラ・光る爪』でお馴染みリノ・ブロッカの毒親映画をアテネフランセで観てきた。どうやら、マーティン・スコセッシ率いるWORLD CINEMA …

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【既述。『バッチ’81』欄で】ブロッカ的なまなましい粘り気、鮮やか瞬発図力、はドラマ・テーマのわりと平凡を忘れさせる。

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