見れて良かった。
少年の、思春期の宝石のような時間を映像で残せれたというのは財産よなぁ
カントくんや周りのアイヌの方々の演技が自然でドキュメンタリーのようで、リリーさんが出てきた時にはフィクションだ…
ドキュメンタリーとファンタジーの狭間。
「何者でもない」少年が「主人公」になり、「マイノリティ」が「アイデンティティ」であると肯定してくれる。
まだ過去や伝統を細部までは知らない存在と言う少年の…
現代を生きるアイヌの人々がイオマンテを執り行おうとするなかで、様々な問題が見えてくる。アイヌを名乗りながらもイオマンテを行なってこなかったことへの違和感、熊を殺すことに戸惑う気持ちや倫理観、観光産業…
>>続きを読む主人公を演じるカント君はこれが初めての演技らしいんだけど自然な演技と目力の強さが素晴らしい。
母親役との掛け合いが他人とは思えない本物の親子の様な雰囲気だったなと思ってたんだけど、どうやら本当に親子…
役名と実名が同じの人がほとんどで、ドキュメンタリーに限りなく近いフィクション。阿寒コタンに行ったことあるので、本当にそこで生きる人の営みを覗き見たような感覚だった。
「アイヌであることへの葛藤」、「…
道民としては是非観ておかなければと思い公開を心待ちにしていた本作。
今日が初日だったのですが、決して広くない地元のミニシアターが満席になっていたところからも注目度の高さが伺えました。
で、内容。
…
静かな映画だった。
けど、伝えたいことは思ってたよりも根深い問題だと感じた。
民族的な儀式って単なる迷信とかだけじゃなくて共同体の修復だとか、親睦のためだとか、厳しい自然の中で身を寄せ合って生きて…
この『ainu mosir』はアイヌの血を引く出演者がほとんどを締めているため、劇中の描写は再現ではなく実践、掛け合いも台詞ではなく言葉として説得力に満ちた映画になっています。
強い物語性は立…
Booster Project