チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテの作品情報・感想・評価

チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ2021年製作の映画)

上映日:2022年04月30日

製作国:

上映時間:105分

あらすじ

ナレーション

「チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ」に投稿された感想・評価

金カムからアイヌについて興味を持って見てみよ〜程度だったが、予想以上に丁寧にイオマンテの流れやアイヌの考え方を教えてくれた

自分の飼っていた鳥も神の国に帰ったんだろうか。また人間の世界へ遊びに行きたいと思ってくれただろうか
アイヌの考え方に救われました
アイヌは美しいですね
やっぱり学習して守り、後者へ伝えなきゃと思いました

色男を奪い合う踊り大好きです

このレビューはネタバレを含みます

貴重なアイヌの儀式の記録。
アイヌの自然と神との関わり方、考え方を知ることができて面白い。
博物館で展示されていた道具がこんな使われ方するというのが映像を見て初めてわかった。道具や儀式の流れが分かる映像は極めて重要だと感じた。
着物も紺で揃っているのかと思っていたら、思ったよりカラフル。
男性しか主に神にお願いできないとか祭祀を仕切れないとか、やはり男系社会なのだな…。
あと、弓や剣といったものはアイヌでも魔除けに使われていて他の文化圏と同じところもあるのだなーと。

神様(キツネ)が一人称で、キツネの気持ちを一方的に人間視点の考え方で語っているように感じて違和感を感じたけど、
映画の後のトークショーで監督が、アイヌの神話の形式に沿って、一人称で、最後は、〜とキツネが語ったお話です。というような締めくくり方にした、と語っていて、このナレーション形式にしたのが腑に落ちた。

ドキュメンタリーでリアルな中にこの一人称を出しているせいなのか、逆にトークショーを聞いてないと違和感を感じたまま終わっていた可能性がある。そこだけもっと物語的な演出するとかしないと意図が少し伝わりにくいかなーと感じた。

時代と共に失われていく文化が切ない。
やはり、映像記録としての価値が素晴らしい。

エカシの日常会話として用いられていたことがわかる滑らかなアイヌ語の祈詞、キタキツネの殺生シーン、時代の移り変わりの狭間にある世代の子どもたちの心情。どれもこれも、今は手の届かないところにあるものだ。

2021年に作った映画だからこそ、キツネ主観のあのナレーションは複雑だった。Webにあった監督のインタビューには実際キツネは怯えているかもしれないけど、アイヌ世界観を伝えるためにあえてあのようなナレーションにしたというような内容があったが、初見では正直監督の意図は分かりにくい。もう少しストレートに、解説と共に現代人に問いを投げかけるような内容でも良かったのではないだろうか。

現代人は逆に生きるために命を奪っている事実から、自身の残虐性から目を逸らしすぎていると思うことも多い。民族の儀式は、生活の中で生まれるその葛藤に折り合いをつけるものでもあるのだと感じる。この映画を見て心に生じたモヤモヤと、じっくり向き合いたいと思う映画だった。
ゆり

ゆりの感想・評価

3.8
ゴールデンカムイで基礎知識を入れてたので分かりやすかったし、だいぶ頭骨にも耐性が付いてた(笑)
HIIO

HIIOの感想・評価

-
人生の中でこんな映像が観られると思ってなかった…

私はできるだけ残酷な人間になりたくないと思いながら生活しているけど、生きているだけで実は残酷な存在であることに儀式や踊り、音楽を通して向き合うことができる その悲しさやどうしようもなさが、あらゆるものへの敬意に変わっていく感覚をもった

(良くない部分の感想は省きます…)
わい

わいの感想・評価

3.7
キタキツネの霊送りは最大の感謝の表現のひとつなんだろうけど、今の感覚だと人間のエゴのように感じる部分がある。それは時代も環境も違うのでそう思うのは仕方ないなと思う。
それに、食べていく、生活していくためには自然や動物達との関わりを断ち切ることは不可能なので時代に合わせて感謝の形を変え、アイヌの人たちの自然に対する向き合い方は見習うべきだなと思った。

キタキツネの頭蓋骨…
え

えの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます

大学でアイヌ語を習っていた、見ることができて嬉しい
この前見たアイヌネノアンアイヌに出ていた方の当時の姿が映し出されていて、予期せず映画でときと場所とひとが交差して感激

動物愛護的な観点からイオマンテへの反対意見があると聞いていて、私自身どちらの立場にも傾くことはできないような心持ちだったが、これを見てそのような観点から論じるのはちょっと的外れではないのかと思った
アイヌの人々の考えも結局人間の都合だとか咎めることはあるのもわかるけれど、そんなのはお互い様だろうし、ここまで見せられてそう簡単にこの価値観を否定するのはとても違和感がある
守るって、感謝するって、愛するって何なのか
人によってやっぱり定義は違うだろうが、
ただただとにかく、自然に対して人間が傲慢でいるなんておかしいし、そもそもこの世に生を受けた存在として世界への向き合い方が異なっていて、、などいろいろ考える
ここで感じたことは度々思い返し、生きていきたい
尊重し守るべきもの。全てが合理化されるのではなく、伝統伝承そしてマイノリティに目をむけることがそこまで難しいのか。
生死が彼らの中で息づいているもの、その死は悲しみでは無くてどこか心を揺さぶるものだった。
ka

kaの感想・評価

3.9
インタビュアーの子どもへの質問の仕方がなんだか下手で気になったが、1986年、自分が生まれる前の映像はとても貴重なものだった。「アイヌモシリ」でもそうだったが、育てたキツネやクマを殺すことについて観ながら自分の中で「儀式」として受け入れて観られている瞬間と、違和感を感じてしまう瞬間が入り混じった。
現代の和人として生きる自分には、知識だけでは到底分かり得ない感覚や生き方があるということを忘れてはいけないと思うし、その生き様から学ぶべきこともたくさんあると思う。
一

一の感想・評価

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日川善次郎エカシの目、煙草の煙管?格好いい

狩猟で生活をする上で、生態系が崩れる事を防ぐための思想、儀式

生活が変わっていけば、文化も形骸化していき意味がずれていく
悲しいけども映像記録として祭祀が残っているのが素晴らしい

自分にない思考に触れる事で今を俯瞰し大事にすることができる

狐の主観ナレーションは広がりを妨げ蛇足と感じた
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