『去年マリエンバートで』のアラン・レネ監督作品。この時代のフランス映画でSFジャンルの作品はあまりないと思うのですが、そんな中でもかなりの見ごたえあり。
タイムトラベル実験失敗というテーマのせいで…
ヌーヴェル・ヴァーグは左岸派の方が圧倒的に面白い。
ストーリーとか全くもってどうでもいい、次の瞬間何をしてくれるのか、そのワクワクが個人的なヌーヴェルヴァーグの楽しみポイントなんだけど、カイエ派は流…
恋人を失い、自らも命を絶とうとした男が、「過去の1分間」へと戻る実験に参加する。
アラン・レネ監督による本作は、記憶と時間をテーマにしたヌーヴェルヴァーグ的SFラブストーリーであり、同時に心理劇で…
ヌーベルヴァーグにありがちな、哲学的かつ理論的な台詞回しがここでも炸裂。実在感のあるキャラクターというよりは、作り手達の分身が議論を繰り広げられているこの感じ、良くも悪くもこの雰囲気だよね……。
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アラン・レネが撮ればSFもこんな仕上がり!去年マリエンバードでを彷彿するような細切れの時間で描かれるタイムリープ。
ペンデレツキの音楽と相乗して切なすぎSFで流石すぎる。
会話がいちいち洒落ていて、…
SFをやるには莫大な予算がなくても行けるって云う良い例。寧ろ今の時代の方が頭使ってない感じすらする。時間の断片をフィルムの切り貼りでやる映画ならではの手法で、タイムリープで過去に戻るって云う劇中の基…
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珍しく2回連続で観たのは、ここ1年半くらいの自分の苦しみの理由がこの映画のおかげで(せいで)判然とした気がしたから。
きっと自分は、あの時間に戻りたいとかやり直したいとかではなく、思い出の…
ワイ的映画史上最も眠かった『去年マリエンバートで』と同じ監督です。
今回も得意の切り貼り映法です。そして今回も凄く眠かったです。
(´O`)°゜
1年前の1966年9月5日16時にタイムリープして…
©CINE MAG BODARD