1978年、イタリアのテロ組織「赤い旅団」による元首相のアルド・モーロ誘拐暗殺事件を史実とフィクションを織り交ぜて女性メンバーであるキアラの目線から描いている
ある意味キアラの妄想物語なのかもしれな…
全く同じ題材で二本の映画を撮っているマルコ・ベロッキオ。今年公開されたその映画のタイトルが『夜の外側』なら、なるほどこちらは”内側”の映画だ。ほぼ密室で繰り広げられる、大した知識も持ち合わせない異国…
>>続きを読む「夜の外側」を先に観て、同じ出来事を内側から描くとどうなるのか興味があった。
静かながらスリリングなドラマだった。赤の旅団がモーロを軟禁してからの様子は思ったよりも仲間割れ状態があったりモーロに情…
狭い部屋に閉じ込められたアルド・モロの、本当にこの人が一国の首相なのかと疑いそうになるくらい衰弱したような弱々しい体と、現実に起こった出来事とは異なるラストシーンの、心地よい疲労のような清々しさをま…
>>続きを読むマルコ・ベロッキオ初鑑賞。
イタリアの極左「赤い旅団」に所属する女性が、1973年当時のモロ首相を監禁し、闘争を試みる革命映画。
首相と共に過ごすうちに段々内面がブレていく静かな映画なんだけど、監禁…
【テロリストを描いた映画だが】
イタリア映画。マルコ・ベロッキオ監督作品。
1978年にイタリアで実際に起こった事件――テロリストによる首相誘拐・暗殺――を、主としてテロリスト側に視点をおいて…
「ポケットの中の握り拳」(1965)などで知られるイタリアの重鎮マルコ・ベロッキオ監督が実際に起こった“赤い旅団”によるイタリア最大のテロ事件を映画化。音楽はピンク・フロイド。
1978年、イタリ…