[] 90点
大傑作。マルコ・ベロッキオ長編18作目。1978年3月16日、イタリア元首相アルド・モーロは誘拐された。当時のイタリアは極右と極左のテロ組織による衝突が断続的に続く"鉛の時代"という…
狭い部屋に閉じ込められたアルド・モロの、本当にこの人が一国の首相なのかと疑いそうになるくらい衰弱したような弱々しい体と、現実に起こった出来事とは異なるラストシーンの、心地よい疲労のような清々しさをま…
>>続きを読むとてつもなく面白い!最高です!大好き
現実の複雑などうしようもなさを真面目に考え続けることとフィクションの自由さに救いを見出すこと。その両者に引き裂かれて精神が分裂してしまいそうによくなるのですが…
一般人、日常に最も近い位置にあるのが革命/テロ。なので犯行の中心になれない(してもらえない?)女性の視点から、ピンク・フロイドとクラシックを往復しつつ捉える。「人生が無意味であることに反抗する」為の…
>>続きを読むイタリアの首相を誘拐して家に監禁するお話
徹底的に主人公の誘拐メンバー側の女性の視点に終始していて凄い。誘拐メンバーは主人公の女性以外にも複数人いるにも関わらず、徹底して主人公からの視点に終始して…
マルコ・ベロッキオ初鑑賞。
イタリアの極左「赤い旅団」に所属する女性が、1973年当時のモロ首相を監禁し、闘争を試みる革命映画。
首相と共に過ごすうちに段々内面がブレていく静かな映画なんだけど、監禁…