このレビューはネタバレを含みます
個人的には嫌いな作品。
もちろん、やり直しがきかない社会は残酷。
だが、主人公達が社会から冷遇されてしまうにはそれ相応の理由があるわけで…
それなのに、主人公が社会に馴染んでいこうとする姿勢があま…
確かに暴対法以降のバッシングは辛いものだけど、それにしたってそもそも一番の被害者は本当になんの罪もないパンピーなのに連帯責任で差別される家族だと思う(特に環境を選べなかった娘)ので、やくざ者に同情的…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
「新聞記者」を観た時も思ったのですが、企画は今の日本映画界の中ではチャレンジングかもしれないけれど映画としての出来はさほどでないのはこの作品も同じです。
スターサンズ作品は過大評価されていると思い…
重厚に描いているつもりでも、そういう風には伝わらない。
この中で描かれている人間たちは結局全員、ダメ人間。アホ。
だから、どんなに「いいところもあるんだよ。自分では抗えない環境、世界にたどり着いて…
ヤクザ映画のパロディのようなパッチワークが延々と続きながら、アウトローに対する共感や批評性が全く皆無。
ヤクザの有害性が描かれず、”ヤクザに人権はあるのか?”な後半が「男気溢れた人を世間がイジメてる…
©2021『ヤクザと家族 The Family』製作委員会