この作品を観終えて人生は他人からの影響で左右されるのではなく、自分自身で決断し切り拓いていくものだというのを改めて気づかせてくれる映画だった。
門脇麦さんが演じた華子は、裕福な家庭に育ったいわゆる…
映像や音楽、俳優の目配せ。演出の情報量で世界観が飽和状態。
自転車とタクシー。
フルトン傘と普通のビニ傘。
雨。
階級、差別、分断。どちらか一方を断罪するのではなく、それぞれの不自由さを認めた上での…
原作未読。貴族、とは言うがそれほど楽でもなければ自由でもない。独立起業を果たした美紀(水原希子)が華子(門脇麦)に「うちの郷里と貴女の家がなんか似てる」と言っていて、それが端的だ。
端的といえば、美…
昨日のTBSラジオアフターシックスジャンクションの映画コーナーで取り上げていました。リスナーからの感想は多めで概ね肯定的今回は予告を視て観賞候補でスコアも高評価。番組で取り上げたのは観賞後に知りまし…
>>続きを読むすすめている方がいたので見ました。120分超は長いのではと思いつつ、気が付けば最後まで話を追いかけていました。カット割りとか編集とかが上手いのかなと思います。どこかで見かけた「主演2人が入れ替わった…
>>続きを読むキャストのリアルなお芝居と、心象風景を映した東京の撮り方がすごく良かったです。
私も大学入学から東京にいた時のことを思い出しました。
どの階層にも、別の世界には分からない苦悩があるんだなと知りまし…
原作未読です。「いつでも別れられる自分でいたい」「地方も貴族も親の仕事をトレースしているだけ」「女の世界は階層で分かれていて、対立するように仕向けられている」など共感したり、いい得て妙だなという台詞…
>>続きを読む<自分用メモ>
こういう上流階級の世界があることがひとつの教養として勉強になる。舞台の大学は慶應義塾大学しかあり得ない、家系系・実力系の二つの人種が同居するから(リアルにそう)。どちらの女性も、生ま…
"地方から出てきて頑張っている人とは、本質的に違うんだよ
東京って住み分けされてるから
違う階層の人とは、出会わないようになってるんだよ"
結婚🟰幸せって固定概念は、私もあるし周りの同世代の子も…
住む世界が全く違う女性たちだが、根底は一緒なのかもしれないと感じた。
家柄に囚われ建前の結婚生活を送る華子と、地方で生まれて家庭環境から自分の力で生きていくしかない美紀。
劇中で、日本は女性たちを対…
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会