良い邦画に出会った。
松濤なんて地名すら知らなかった私にとって、そこに住む一族の暮らしはその辺のファンタジーよりよっぽどファンタジー。
それに対して水原希子演じる美紀の暮らしは共感の嵐。家帰ったら秒…
映像や音楽、俳優の目配せ。演出の情報量で世界観が飽和状態。
自転車とタクシー。
フルトン傘と普通のビニ傘。
雨。
階級、差別、分断。どちらか一方を断罪するのではなく、それぞれの不自由さを認めた上での…
素晴らしい映画。
良くこんな難しいテーマを調和出来たな〜。と感心します。
監督と俳優さんの信頼関係を感じる…気がする…。
水原希子さんは本当に素敵な女優さんだと思う。あんなにお綺麗なのにすれた感じが…
ぴったりの人
鬱々としていたけれど、どんどん自分を抱きしめたくなる時間だった。東京の「養分」の端くれながら。
カジュアルにしていても上品で、所作や言葉尻の穏やかさ余裕がにじみ出る人に憧れる。そんな…
しみじみといい作品。
東京に生きるハイソサエティな人間の群像劇を一般的な上層階級、そのさらに上の階級、地方都市から上がってきた人たちと区別し、彼らそれぞれの生き方をとても上手に描写されていると感じ…
素晴らしい作品でした。一つひとつの描写がとても丁寧で、僕自身が上流階級というわけでは決してないですが、観てる人を感情移入できてしまう見せ方が秀逸でしたね。また、東京の視点だけではなく、田舎の視点も劇…
>>続きを読む「内と外、上と下…貴族と庶民」
「あのこは貴族」鑑賞。
東京で暮らす全く生き方の違う同世代の女性二人、華子と美紀。
何不自由なく育てられた華子は結婚が決まっていた男性と別れてしまい人生初の岐路に…
これはホントに観てもらいたい。
派手さは微塵もないし、劇的と言う程の展開もないけれど、それでも。
いい映画だったから。
東京生まれ東京育ちで実家は開業医の箱入り娘、結婚=幸福と信じる華子(門脇麦)…
~「みんなの憧れで作られていく・・・幻の東京だよ。」~
【賛否両論チェック】
賛:正反対な生い立ちにあって、「本当の幸せとは?」という同じ問いに悩む2人のヒロインが、無機質な東京の街で出逢い、心温…
©山内マリコ/集英社・『あのこは貴族』製作委員会