ヴェネツィア映画祭で銀獅子賞に輝いた作品ですね!見なければ!と思ってて、やっと見ました。
太平洋戦争開戦間近、貿易会社を営む夫と妻・聡子。満州から帰国後、夫に異変を感じた妻は?ってお話ですね。
…
上品な暮らしに美しい会話、二人の佇まいからこの時代の雰囲気にどっぷり浸ることができた。
聡子からすれば、スパイだの何だのはどうでもよくって、国家機密を二人で共有すること自体に満足感をえていたのだろう…
2023年8本目
【あらすじ】
日米開戦直前、貿易会社を営む福原優作は、ある女性の殺人にまつわる嫌疑をかけられる。妻の聡子は夫が満州で女性から日本軍の悪行を聞き、それを告発すると知る。聡子は
協力者…
国家や世間に左右されず、物事の判断を自分で下せるか、正しさのために行動できるか、自問させられた。
優作の「僕はコスモポリタンだ」という言葉が印象的。
でもどうしても聡子を陥れなければいけなかったん…
「戦争」と「人間」というものがどんなものか、その恐ろしさをまざまざと見せつけられた。
作品自体の演出や俳優の方々の演技含め、語れることは山ほどあるが、終盤の聡子の言葉にこの作品のエッセンスが凝縮さ…
過剰も不足もまるでない。
上質な映画というのはこういう映画のことを言うのだろうなと思った。
不足がないように描くのはそこまで大変なことではないけれど、ここまで過剰さを避けて適切な描写を積み重ねられる…
大学の文化祭で黒沢清監督の講演会やるからお父さんと観に行った。『スパイの妻』はそこで初めて観たけどとても気に入った。監督は最後に高橋一生が船から帽子を振るシーンを、意図せず人を小馬鹿にしたようになっ…
>>続きを読むずーっと不穏な空気、面白い
題名から「スパイの妻」で結論わかってるのに、、優作さんと聡子さんほんとにアメリカで合流できて、、ってだまされてしまった期待してしまった。
でも、、最後の終わり方から考え…
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