不思議な映画だけどこういうの嫌いじゃない
映画の主題がと言うより構造自体が面白い
事実を演じる事の持つ意味、映画を撮ることを撮るという面白さ
ある意味ジョギング渡り鳥と同じような映画なのかもしれな…
ずっと見たかった作品。
てっきりドキュメンタリーだと思ってたので、「ドキュメンタリーじゃない」シーンがあって少々混乱したけど、それがよかったかもしれない。
性自認としては、おそらく私と ほぼ同じ…
恐ろしい傑作。小田監督はこの頃カメラと被写体の距離を分からず、尊厳を傷つけてしまったと悔いているが、当時はこのメタ的な構造に落とし込む方法でしかアイデンティティを剥き出しに出来なかったように思える。…
>>続きを読む2010年/38分
なら国際映画祭2011 NARA-wave部門観客賞
◆夏休みに一時帰国した主人公は、23歳の誕生日に自身が性的少数者であると家族に告白する。突然の告白を受けとめられず拒絶の母…
このレビューはネタバレを含みます
監督のカミングアウトドキュメント作品の認識で鑑賞。
「アヒルの子」を見逃してその後観賞の機会に巡り合わない失態があるので観れるうちにと思い劇場へ。
途中からカメラにまったく目を向けない母親に違和感。…
監督舞台挨拶回
小田香特集
私は勝手に小田監督は男性だと思い込んでいたから本作の内容にとても驚いた。
彼女が卒業制作で撮った、初めて映画、セルフドキュメンタリー
帰国し、迎えに来てもらい、友達と話、…
カミングアウト後の母親の反応は言葉で殴られたようであり、この映画を撮ったことはカメラで殴り返しているのかもしれないと「あの優しさへ」で監督自身が語っていた通り、スーザン・ソンタグが言うところの”銃の…
>>続きを読む言葉で殴られた、だから表現で殴り返す感覚が今の私にもあって泣いてしまった。<生きる>ために作品を作るしかどうしようもなくて。上映後トークでもお話にでたけど、「ノイズが言うには」に限らず、小田監督の作…
>>続きを読むこれを観て思い出すは「アヒルの子」。ドキュメンタリーの卒業制作は家族を巻き込んだセルフドキュメンタリーとなる場合が多いのかな。
色々ありながらも、両親も姉達も友人もそれが当たり前かの様に撮影に協力す…