妖婆 死棺の呪いの作品情報・感想・評価

「妖婆 死棺の呪い」に投稿された感想・評価

てっきりプトゥシコが監督かと思っていた、この童話的な作品。

とある神学校の生徒が変な家に迷い込んで酷い目に遭う、というまんま黒い御伽噺チックな映画だが、魔術的な描写はムルナウら表現主義の監督っぽいところもあって、馬鹿げてはいたけど良い意味で古臭くて心地良かった。

御伽噺的要素にゴーゴリの短編小説が原作ってこともあって少し薄味な感は否めなかったが、こういう黒い童話っぽい映画って実写では意外と少ないように思うから貴重ではある。

それにしても原題の英語表記であるviyで検索して引っかからなかったからこの映画がそれと気付くのに時間がかかったので、原題とかで検索しても出るようにしてほしかった。
正直、この高評価はカルトムービー補正かな…って感じ
いわゆる「なんやこれwwシュールww」ってノリを楽しめる人ならまあいいのかもしれない
エンタメ的に見れば全く面白くない昔の映画
No.477
魔女の子可愛いなぁと考えていたら終わってた。映像は綺麗で好ましいけど、短尺すぎて心に引っ掛からなかった。
先日「レースを編む女」というロシアのトロピニンという画家作品に出会いました。
http://rui4oyo.jugem.jp/?eid=591
健康的で庶民的なロシア美人。フェルメールの描いたレースを編む女とは違った魅力があります。
この絵を調べたら1967年に切手になっておりました。この映画と同じ年です。
最初絵画のイメージと重ねながらみていくと何とおぞましい、…

内容はさておきお葬式の作法や祈り方など、カトリックやプロテスタントと全然違うロシア正教の雰囲気がエキゾチックでとても楽しめました。
教会内部の聖人たちがまるで仏教画にみえたり、コサックダンスやバケモノの表し方、老人の話し方などがなんとなく香港映画みたいでロシアの民族性を「白いアジア人」と言い表わすのもうなづけました。

私が子供の頃は鉄のカーテンで見えなくて、西側の教育を受けてロシアを正当評価してこなかったこともありとても新鮮な映画でした。
ロシア語の授業にて鑑賞
ゴーゴリの原作とロシア民話を基にしたホラー映画
結構楽しめました
ВИЙの造形は笑うしかない
回転台のシーンとか夜景のはめ込みのシーンとか無条件で楽しくなる
昭和特撮ってまじ偉大だなって思う
ぶー

ぶーの感想・評価

3.9
結界に入ろうとするシーンの壁パントマイムがあまりにすごくていまだに覚えています。
3日目の晩の妖怪大集合シーンはもちろん最高ですが、個人的には3日目の朝のダンスシーンが大好きです。
ロシアの民話?も日本の怪談と同じ様なテイストなんですね
ここまでカルトとして認知されているとなると、もはやカルトなどとは言えないのではないかと思う。
死人に悪霊が乗り移らぬよう小僧が寝ずの番をさせられるというのは、日本の怪談にもありそうなはなしだ。
魔女の変身した姿として主人公の神学生を脅かす超絶パーフェクト美女のナターリャ・ワルレイの魅力や、ラストのロシア妖怪総進撃のくだりをもって評価されることが多いが、この映画全体を覆う独特のムードがまず素晴らしい。寒々しく気だるげで世界から切り離されたかのような、退廃した風土と停滞した時間、そしておとぎ話のような牧歌性が同時に垂れ込めている。他に似たものを知らない。この映画でしかみたことがない世界観だ。
ともあれ物語のハイライトが、ラストの祭り感であることにかわりはない。かわいい。いとおしい映画。棺桶の上にのってくるくる回るサーフィンは本当にかわいい。衣服のたなびきを見るに実際かなりのスピードを出してまわっているように思うが、ある一点を軸にして同じ位置を回っているので、かなりかわいい。わっしょい。
修道院で暮らしている意志薄弱な神学生が、若い娘の姿に変身することができる老婆の呪いに翻弄させられてしまう。まだ革命の息吹すら存在していない中世のロシアを舞台にして、ハマー・フィルムさながらの幻想的なホラーを描いている、ロシア産怪奇映画。

小さな町に招聘された神学生が、棺の中の美しい娘を相手取り、悪魔祓いをするというのが物語の骨子。正体が老婆であることを知りながら、八方塞がりの状態で仕方なしにやらされるところがギャグ要素になっている。

ロケ撮影、スタジオ撮影、スクリーン・プロセスを駆使しながら、どうにかこうにかファンタジー・ホラーを拵えているのが面白い。チープな手作り感覚がキッチュな味わいを際立たせており、大仰な芝居と突拍子もない展開に大笑いすることができる。

美しい娘を目前にしたときの色めき立った葛藤はあまり描かれず、弱腰の神学生が粉骨砕身する過程をひたすら描いていく。疲弊した神学生を容赦なく教会に押し込んでしまう町人たちが、一番のホラーかも知れない。
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