まず、冒頭から、リプリー?って名乗ったよね?ってなり好奇心を鷲掴みにされます!
ヨナサンにハラハラさせられっぱなしで、トムが良い人なのかなんなのか分からなくなり、すっかりパトリシアハイスミスの術中…
怪しげなトム・リプリー(デニスホッパー)によって、白血病のヨルタン(ブルーノガンツ)
は
殺人を引き受けることになってしまう‥‥
どっちが主役?って感じだけど、私から見たらブルーノガンツに見えた。…
サスペンスとはいえ、俗人的な感じがすごい好き。
死の手が迫って、それに囚われてるだけに、藁にもすがる思いで殺人を引き受ける様の切実さがなんとも言えぬ哀愁とシンパシーを生む。
トムとヨナタンを取り巻…
いやもう、紛れもなく、これこそがまさに"映画”でしょう。
映画が映画のみで映画たり得てしまう、という同語反復でしか表せないような異様な事態が126分間持続する奇跡的なフィルムだと思う。ラスト・ショッ…
ハイスミスのドキュメンタリーを観るにあたって予習。リプリーを演じたデニス・ホッパーに惹き込まれる。つかみどころがなくて何を考えているのかわからない不思議な人物。テープに声吹き込んだりカメラで自撮りし…
>>続きを読む構成が相当散漫で観ていて飽きてくるのだが、ヴェンダースらしく構図や画角はバッチシ決まっておりデニス・ホッパーやブルーノ・ガンツの怪演も忘れ難い佳品。
初期ロード・ムービー『都会のアリス』や『さすら…
『パトリシア・ハイスミスに恋して』鑑賞前に、彼女の映画化された作品を見て予習。
先日、東京国際映画祭で最新作『PERFECT DAYS』を見たヴィム・ヴェンダーズ監督作品『アメリカの友人』。
そ…
ウオー、41年ぶりに観た。途中見返せばいいのに、そのままでこんなに時間が空いた。小学生の頃にレンタルビデオ屋が出来始めて、『アメリカの友人』が観たいから母についてきてもらって会員になったのだった。当…
>>続きを読むパトリシア・ハイスミスの同一原作を映画化した2作品の1本。
先に『リプリーズ・ゲーム』を観て良かったと思う。
マルコヴィッチ様のトム・リプリーは、飄々として落ち着いていて、優しくてエッチでソシオパ…