立場を変えて観ると、この事件に対する見方も変わってくる。何が正しいのか、誰が加害者で被害者なのか分からなくなってくるのだけど、このわからないことが現実世界でたくさん起こっていると思うとこの映画のすご…
>>続きを読むただ、家族でいたかった。
奥田裕介監督、脚本、カトウシンスケ主演によるドラマ。
団地のベランダから植木鉢が落ち、住民が死亡する事件が発生、認知症を患う父がやったのではと疑念を持つ主人公等の姿を描く…
このレビューはネタバレを含みます
人物のキャラ付けがしっかりしてる
隣のベランダの物を
あの老人が物理的に落とせるのか?という疑問が解消されないままなので、
度々あるもしかして…?もすべてミスリードに見えてしまい、サスペンスにはな…
ハラハラ(おもに老夫婦と子供に)イライラ(おもに息子に)ドキドキ(おもに女の人たちに)した。
工場での息子の独白は、演劇的な心の独白場面なんだと思うが、溶接作業中に余計なこと考えていては危険だぞ、仕…
正直
見終わった後の気持ちは複雑だけれど
難しい問題を巧みな脚本でうまくつくっていたと思う。
是枝監督の『歩いても歩いても』を
ふと思い出した。
被害者、加害者、偶発的な事故、認知の問題…
答はない…
当事者ってなんだろう。
強風のある日、ベランダから落ちた植木鉢が住民に直撃する。不運な事故に思えたが、植木鉢があった部屋の隣に住む認知症の父の手袋には土が付いていた…
ニュースで見聞きする不運な…
完璧な配役。
あの老夫婦に宙ぶらりんなあの息子、
しっかりと精悍で誠実な目をしたヘルパーの女性、少しミステリアスな隣人、
新たに越してきた子連れの家族、
かなり精度の高い配役でした。
特に、和田光…
事件の起こり方も派手じゃないし、
その後の犯人が分からない過ぎてく日常も スリリングだったり 派手なミステリーさは
ないけど、
それが よりリアルさを感じられて
もどかしさと不気味さが
最後まで続く…