2024年38本目。
偶然をテーマにした3本の短編「魔法(よりもっと確か)」「扉は開けたままで」「もう一度」で構成。
棒読みで単調にも感じ取れる口調は眠たくなる人も多いかもしれない。
ただその会話…
三つの短編はどれも偶然の出来事から始まる。
「魔法」という一番目の短編は、女性二人の会話が延々と続き、画面には二人の女性しか映らない。たぶん、話題にされている男性が古川琴音の元カレだと気付かなかった…
原題『偶然と想像』 (2022)
監督・脚本 : 濱口竜介
撮影 : 飯岡幸子
出演 : 古川琴音、中島歩、玄理、渋川清彦、森郁月、甲斐翔真、占部房子、河井青葉、他
“偶然”をテーマに、人々が徐…
ベルリン国際映画祭銀熊賞でメタスコア86(!)『偶然と想像』(21年)観了。122分で3話オムニバスなんで濱口作品では『ドライブ・マイ・カー』と並んで観易い。
監督拘りの演出"棒読み"も快調!本作で…
(三話共、驚く展開があり、完全ネタバレしてます)。
最初の“魔法(よりもっと不確か)”が本当に凄かった。芽衣子(古川琴音)が、親友のつぐみ(玄理)にばらす所、まさかそうするとは。でも、次の映像…
喫茶店で極上のゴシップトークを盗み聞きした様な感覚!
フランス映画の様な、意味深で美しい映像で織り成される流暢な会話劇。
(海外からの評価が高いのも頷ける)
「他人の色恋話に、そこまで興味は持て…
《世界は偶然に溢れている―》
◎82点
第71回 ベルリン国際映画祭 銀熊賞(審査員グランプリ)受賞。
「偶然」をテーマに3つの物語の短編集。
第一話 「魔法(よりももっと不確か)」
親友同士の…
偶然によって生まれる、とっても「気まずい」ふしぎな短編集。
違和感だらけの空気の中、徐々に変わっていく人間関係がまるで手品のように描写される。
3つの異なるストーリーで構成されるオムニバス形式の映…
映画の「新たな可能性」を感じさせてくれた映画!(アカデミー賞の快挙『ドライブ・マイ・カー』は未視聴で、濱口竜介作品は本作が初) あえてそれぞれの作品の感想ではなく、全編にまたがる特長を書き留めておき…
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