荒くて強度があってよかった。素手で殴りかかってくる感じ。
穏やかなBGMとブレながら遠景からズームするカットのちぐはぐさとか、急に穏やかで綺麗な画が挟まる感じとか違和感があったけど、それも強度なって…
前半は、石井裕也監督が覚醒したか!と大いに期待したものの、結局、世の理不尽さを母子の愛情で解決してしまうという残念な結末でした。
それに「まあ、がんばりましょ」と自分自身の怒りを抑えてきたその重し…
主人公の田中良子親子にこれでもかと襲いかかる理不尽。初めの頃は、加害者の葬儀に訪れた良子を非難して「頭の悪い主婦」と見下す弁護士や、被害者家族に同情ではなく軽蔑で絡んでくる不良学生に苛々していたけど…
>>続きを読む世の中には理不尽が満ち溢れている。
最悪の神様ばかりに巡り会うことがある。そんな中にごくたまにある共鳴。だからなんとか頑張ろうと思えるのだろう。
あの事件をモチーフにした導入。あまりの理不尽さの応…
まさに今の時代を描いている作品。
邦画の中では今のところベストムービー。
高齢者ドライバー、母子家庭の貧困、イジメ、コロナ禍など社会問題を取り上げてから暗い感じがあるけど、所々フッと気持ちが楽に…
このレビューはネタバレを含みます
理不尽さに腹立つけど、そういう人ほどまともに相手したら余計自分がしんどい。その感じがリアルだった、、、
「母ちゃん大好き」という息子の言葉に救われる。2人のふとしたやりとりもシュールで面白い。ケイ…
このレビューはネタバレを含みます
観ていて腹が立つシーンばかりです。
「生きちゃった」と同じように、長く生きてほしい人ほど早く亡くなってしまうことの虚しさを強く感じた。
そしてあらゆる理不尽を「まぁ、頑張りましょう」と無機質な顔…
「生きちゃった」のサイドB、的な…?
メインキャストも助演陣もいい味を出していたものの、申し訳ないですが終始ノリきれなかったので、ちょっと長いな…と思ってしまいました。
永瀬正敏さん、嶋田久作さんら…
【それでも生きていく】
人生なんて、負けそうになることばっかりだ。
前向きに生きていることがバカらしくなることだって多い。
でも、生きていく。
そう、まあ、頑張るのだ。
(以下ネタバレあり…
©2021『茜色に焼かれる』フィルムパートナーズ