本作は、家族の中で唯一健聴者である娘が、音楽への夢とろう者の家族との生活の狭間で揺れ動きながらも成長していく姿を丁寧に描いた作品である。主人公の葛藤と、それに向き合う過程は非常にリアルであり、観てい…
>>続きを読む私は、オリジナルの「le famille Belier」(なぜか邦題「エール!」)の方が好き。
作品の味わいとして、オリジナルが地場食材を用いた隠れ家的ビストロなら、本作は良質なレストランチェーンか…
『音のない世界に響く、最も静かで力強い“あいのうた”』
『CODA あいのうた』は、耳の聞こえない家族の中で育った健聴の娘を描いた作品で、音楽映画であり家族映画であり、そして観客それぞれの心に響く…
自分の無力さを感じることがある。
ルビーの兄レオの
“俺たちは無力じゃない”
自分やあなたが思ってるほど、人は無力じゃないのかも知れない。
映画、音楽には人を救う力がある。
エミリア…
2022/No.14
ストーリーも、音楽も素敵だった。今年まだ始まってばかりでたくさんのいい映画に出会った中でも、やはり1番!
こういうお涙頂戴みたいなのには流されないぞ!なんてまた斜に構えてみたけ…
分かり合うことの難しさ、伝えることのもどかしさ
それとは裏腹な、見れば分かる、触れば分かることの多さ。
重要なシーンの最中で、「聾」とはどういうことなのかが外連なく描かれていて、そこではっと気付か…
第94回アカデミー賞3分野受賞作品。
◎演出
父の視点に切り替わるとともに音が聞こえなくなったり、環境音の一部として鳴っていた音楽が、イヤホンやレコードをつけるとともに作品のBGMとなったり、細部ま…
後半は泣けてしょうがなかった。
手話で歌うところは目が腫れるくらい泣けてきた。
両親も兄もろうあ者で、子供の時からずっと家族と社会とをつなぐ役目をしてきたルビーとその家族の成長の物語。
お父さん…
VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS