実在したイタリアの修道女の過酷な人生を描いた伝記映画。
幼少期からマリア様のお告げを聞くことができると噂のベネデッタは、親の財力で拝金主義の修道院へ入門することが許される。
ベネデッタは、自分こ…
面白かった。こんなに面白い事件が史実だなんて。掘り起こして嬉々として作品に起こす人間なんて変態に違いない(褒め言葉)。シスターフェリシタに何て耳打ちしたのか気になって夜も眠れないし、まるで推しとの妄…
>>続きを読む幼い頃から修道院に入りシスターとして過ごしてきたベネデッタ。
修道院での生活は大変なんだろうなぁ…
たびたび主(キリスト)がベネデッタの前に現れる。
自業自得、因果応報の世の中ではあるけどあの拷問…
神に選ばれる人間はいないのか?成長するにつれて変わっていく。神の名のもと司教も司祭も修道院長も欲に塗れ、聖職者が正道を失っていく。ベネデッタも然り。どこまでがファクトなのか分からないが、人間の欲が1…
>>続きを読むオランダ系ユダヤ人たる監督が描いたキリスト教の裏表の世界観。ただし、批判的ではない。宗教というものの持つある種の胡散臭さと崇高さが、清廉と欲情の渦の中であたかもメビウスの帯のようにシームレスに描写さ…
>>続きを読む幼い頃から聖母マリアと対話が出来るという信心深い少女ベネデッタ
彼女は親元を離れ、ペシアという小さな街の修道院に身を置くことになり、成長とともにキリストの声が聞こえるようになる
またその修道院に逃げ…
おどろおどろしく長いけれどむちゃくちゃ面白い童話を読んでいるような感覚というか、2時間超えが全く気にならないほど引き込まれてしまった。キリスト教のことなどあまりわからない私でも充分楽しめた。また、…
>>続きを読む信仰と冒涜、真実と虚偽を感じ、強烈な信仰心故に、妄想と自己暗示に生きる女性なのか、本当に選ばれし神の花嫁なのか?どっちもなのか?いろいろ考える楽しみがある作品。
ベネデッタ・カルリーニも、シスター…
2023/2/25(土)サツゲキにて。
彼女はホンモノなのかニセモノなのか?
いずれにせよ、世俗から隔離された環境ゆえに、何かに溺れなければ自分を保てなかったのかもしれませんね。
罪深いことこの上…
面白かったし、息を呑んだし、大変強度の高い作品を鑑賞した実感は確かにあるのだけど、巧く感想を言語化出来ない。
信仰、虚栄、嘘、放蕩、権力、規律、欲望、愛、裏切り…矛盾や二律背反が当然のように1人の…
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