エンドロールにスタイリスト(加賀まりこ担当)、ヘアメイク(加賀まりこ担当)とあった。単独の担当者が付くとは、さすがに大女優さんである。
それはさておき、占い師にはある種の尊大さが必要である。意味…
●梅切らぬバカ(2021年日本。加賀まりこ)
母親と自閉症の忠さんの日常を切り取った映画。
事件は起きるんだが,そんなに大それたものではないし,明確な答えが出る訳でもない。
お母さんの気持ちも判…
気難しくて頑固そうなお父さんも、関係は壊したくないけど嫌味ったらしく苦情を伝えてしまうお母さんも、泣いてしまった草太君も、全員を巻き込んでいける忠さんとお母さんの姿に心を打たれた。「燃えないやつっ」…
>>続きを読む時間に正確で、
日々の生活に強いこだわりを持つ忠さんと
忠さんを支え、共に暮らす
肝っ玉かあさんの珠子さん。
2人を中心に地域社会との繋がりや
個性を持つ者同士だからこそ生まれる溝、
互いの心の開き…
【梅のタイトルから考えられること】
僕の実家では、干さないで梅漬けを作っていた。梅酒も作っていた。
実家に梅の木はなかったが、亡くなった父が毎年大量の梅を、どこからか調達してきていた。
お花見…
優しい眼差しの映画。
占い師の珠子さんと自閉症の息子、ちゅうさんの山田親子の日常の風景を切り取った秀作。
物語のしまいかたが穏やかで、とても好み。本当にそこに存在しているかのような山田親子と隣人、里…
ホントの家族に見えてくる。悲しくない、きつい現実のお話。もっとこういう映画を普通に観る世の中になってほしい。加賀まりこさんは本当に女優!こういう女優さん、何十年後か邦画にいなくなってしまいそうで怖い…
>>続きを読むあまりに素朴でさりげなさすぎる作品。
観賞直後は呆気ないとすら。
奇跡もなければイリュージョンもない、地味な作品。
でもとても誠実で、観賞後にじわじわと感慨が押し寄せてくる作品。
加賀まりこさんは…
©2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト