近年割りと落ち着いた作風が続いたアルモドバル監督。このまま「名匠」への道一直線かと思いきや久々に『私が、生きる肌』ばりにひねりの効いた作品を届けてくれました。冒頭からめくるめく展開。
意味深なタイ…
スペイン内戦勃発時に拘束され、そのまま殺された主人公ジャニスの親族や村の人々。
その永年の願いである遺骨の発掘に、なかなか許可がおりない。そんな時に発掘の専門家、法人類学者のアルトゥロが協力をしてく…
アルモドバル映画の面白さは、キャラクターの力強さや色彩の豊かさといった作家性はもちろんのこと、やはり脚本がよく書けている点だ。ヒューマンドラマでありながらも、どこかミステリー的な展開で観客を惹き付け…
>>続きを読む近年シリアス度増してきているアルモドバル。血のつながりとルーツをめぐるテーマから今回は内線の歴史まで。色々あり過ぎ広げすぎな感じもあったけど、相変わらずのインテリアやファッションセンスが最高なのと、…
>>続きを読む画面を支配する色彩感覚と脇にロッシ・デ・パルマがいれば、紛れもなくアルモドバル作品って感じ。2人のシングルマザーの分かりやすい話とフランコ政権の犠牲者の声なき声を発掘するってやつが同時に進行。葬られ…
>>続きを読む同じ日に出産を迎えた2人の母親の物語。
それぞれ訳アリの出産に、訳アリの産後。
“秘密”が打ち明けられた後の展開は、修羅場と化すどころか意外にも丸く収まる。
とても面白かったが、この話と作中語…
最後はどうなったの結局!
アナが結構勝手。でも、本人の立場になったらどっちの行動も理解できるんよな。
まあ、まだ赤ちゃんのうちにことが片付いてよかったやん。早い段階で打ち明けられたジャニスは偉い。…
内戦のため、血縁・歴史の縦の命の繋がりが呆気なく断たれ、同時代の横・パラレルな命の繋がりに縋らざるを得なかった女たち、母たちを描いた映画。
ラストに横たわる俳優たちは、事実が風化した過去の事件でなく…
これぞペドロアルモドバルという映画、圧巻
展開も、羞恥心や劣等感も、映像美も、圧倒的ペネロペクルスも愛せる
あとは個人的だけどやっぱりスペイン語が好き。村も街と訳してるのも素敵だったけどニュア…
© Remotamente Films AIE & El Deseo DASLU Iglesias Más